夏場は誰でもよく汗をかくため、おのずとこまめな水分補給ができます。
しかし、摂取する水分量はどのくらいが適切か、いつ飲むのが良いかについて明確に答えられる人はそう多くないでしょう。
本記事では夏の水分補給の重要性と、水分補給のおすすめの飲み物・飲み物を飲む最適なタイミングについて解説します。
暑い夏に備えて水分補給に関する知識を整理したい、熱中症や脱水症状に陥らないよう対策したいという人はぜひ参考にしてください。
【この記事はこんな方におすすめです】
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目次
夏場はこまめな水分補給に努めよう
夏場は特にこまめな水分補給に努めなければなりませんが、そもそもなぜそこまでして水分をとっておく必要があるのでしょうか。
私たちの体にとって水分が重要視されている理由は以下のとおりです。
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人間の体はほとんどが水分でできている
人間の体は50%〜80%が水分でできています。
体内の水分量は年齢や体格によって異なります。
生まれたばかりの新生児はなんと体の90%が水分であると言われており、幼児〜中学生くらいの子どもでも体の70%〜80%は水分です。
成人になれば60%、高齢者ともなれば水分量は50%程度に落ち着きますが、さまざまな器官を持つ体内の半分以上が水分でできています。
普通に生活するだけで体の水分は失われる
体内の水分は、少し体を動かしただけで簡単に失われてしまいます。
例えば、生きるために欠かせない活動の一つである呼吸でも水分は奪われており、呼吸によって一日に400mlもの水分が体から出ていくと言われています。
さらに、皮膚も自然と体の水分を抜いていってしまう器官の一つです。
1日に出ていってしまう水分の量は600mlと言われています。
人間の体は、何もしない日でも1日に1Lもの水分を失っています。
さらに排尿や排便で大量の水分が体から抜けてしまうため、意識的に水分補給をしなければなりません。
水分と一緒に栄養補給も意識して
水分補給時には、水分と一緒に体から失われる栄養素も補うようにしましょう。
汗をかくと水分と一緒にナトリウムやビタミンB群といった栄養素が失われます。
喉の渇きを潤すだけではなく、体に栄養をチャージできるような飲み物を意識的に飲みましょう。
夏の水分補給は何を飲めばよい?おすすめの飲み物
夏場の水分補給は、いつにも増して水分と栄養の両方を摂取するよう意識しましょう。
何より、水分が素早くチャージでき、たくさん飲んでも体に悪影響を及ぼさない飲み物であれば一石二鳥です。
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麦茶
麦茶には夏場の水分補給にピッタリな栄養が入っています。
アルキルピラジンという血液の流れをサラサラにする成分が含まれており、抗酸化作用に優れたポリフェノールもたくさん含まれています。
何より、カフェインが含まれていないために利尿作用がなく、体に補った水分を留めてくれる飲み物であると言えるでしょう。
汗をかいて血液の濃度が高くなりやすい、日焼けが気になる夏にぴったりの飲み物です。
ルイボスティー
ルイボスティーは南アフリカ原産のルイボスと呼ばれる豆科の植物を原料とするお茶です。
こちらも麦茶同様、ノンカフェインでありながら、抗酸化作用を持つポリフェノールをたくさん含んでいます。
味は濃いウーロン茶のようにさっぱりとしていて、茶葉を発酵させて作っているため味わいも比較的まろやかなのが特徴です。
ハーブティーほどのクセもなく、妊婦さんでも安心して飲める飲み物です。
黒豆茶
黒豆茶はノンカフェインで、さまざまな栄養素を含むお茶です。
お正月のお節でも馴染み深い黒豆を使って作られていて、以下のようなさまざまな美容と健康効果が期待できます。
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効果はあげればきりがありません。
味は香ばしくほとんどクセもないため、ほうじ茶が飲めるという人ならおいしくいただけるでしょう。
水
水も、夏場の水分補給にぴったりの飲み物です。
無味無臭で基本的に味を感じることのない水ですが、硬水か軟水かで味わいは若干変わります。
さらに、硬水を飲めば水分と一緒にミネラルも補給できるため、こちらも夏場の水分補給にぴったりの飲み物と言えます。
ごくごく飲めるという味にこだわりたい人には軟水がおすすめです。
口あたりもまろやかで、渇いた喉を潤すのにはもってこいの飲み物です。
糖分は3.5%まで
夏の水分補給と聞くと、スポーツドリンクや経口補水液も候補として思い浮かびます。
糖分の入ったジュース類であっても、水分に変わりはありません。
しかし、糖分の濃度が高すぎる飲み物については過剰に飲み過ぎると歯周病や肥満の原因になるため注意が必要です。
目安は糖分3.5%までです。
基本的に甘さを感じる飲み物については、夏場の水分補給という観点からは飲むのを避けた方が無難でしょう。
カフェインの入った飲み物やアルコールも水分補給よりも、他の作用が強く出すぎてしまうためおすすめできません。
効率の良い水分補給には飲み物の温度もポイントに
少しでも効率よく水分補給をと考えるなら、飲み物の温度にも気を配ってみましょう。一般的に、水分補給には常温の水が最も適しています。これは、冷たい水や熱い水は、体内の水分バランスを乱し、水分吸収を妨げる可能性があるためです。
一方で、熱い水を飲むと、体は熱い水を冷やすために汗をかきます。このとき、体から水分が失われ、脱水症状を引き起こす可能性があります。
水分補給には常温の水が最も体内の水分バランスを乱すことなく、スムーズに水分補給を行える飲み物といえるでしょう。
飲み物の温度で吸収率は変わる
人の体がもっとも水分を吸収しやすくなる飲み物の温度は、およそ5℃〜10℃と言われています。
冷たい飲み物は体温の上昇を防ぎ、胃の水分吸収率を助けるといった働きがあります。
喉の渇きも抑制してくれるため、「何か飲みたい」と思った時は迷わず冷えた飲み物を飲むようにしてください。
ただし、吸収率が良いからといって冷たい飲み物ばかりを飲み続けると体が冷えきってしまい、内臓の動きが悪くなるため注意が必要です。
夏バテの原因にもなるため、冷たい飲み物は量を加減しながら飲むようにしましょう。
また、渇きを潤すという観点から、たくさんの水分を摂取するなら冷たい飲み物だけではなく常温の飲み物も上手く取り入れていくことをおすすめします。
夏場の水分補給に最適なタイミングと量は?
夏場の水分補給にぴったりのタイミングと量は以下のとおりです。
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水分補給は喉が渇く前に
水分補給のコツは、渇きのサインが出てしまう前に水分を補うことにあります。
人の体は喉が渇いたと感じる時点で2%の水分を失っています。
理想としては喉の渇きを感じないよう、常に水分をこまめに摂取できると良いでしょう。
1回に飲む量はコップ一杯程度を目安に
水はたくさん飲めば体に良い影響をもたらすものですが、それは飲んだ水の総量の話であり、一度に大量の水を飲めばよいという訳ではありません。
一回に飲む水の量の目安はコップ一杯程度に留めておきましょう。
200mlより多い水を大量に飲み続けていると、水中毒と呼ばれる低ナトリウム血症になってしまう可能性があります。
また、体は渇きを感じた時点で活動が鈍っていくものなため、渇きを感じること自体が非効率と言えます。
コップ一杯の水分をこまめに摂るようにして、常に体を潤しましょう。
まとめ
夏場は特に水分補給に努めなければならない季節です。
水分補給といってもただ飲み物を飲めばよいだけではありません。
体に優しいカフェインやアルコールを含まないため、なおかつ汗をかいたり日常生活のなかで失われやすい栄養素が補える飲み物を選びましょう。
水も、体から失われた水分を補給するにはぴったりの飲み物です。
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特殊なフィルターで水道水に含まれるミネラル成分は極力残してくれるため、夏場の水分補給にももってこいの一台と言えます。
夏場の水分補給にウォーターサーバーを検討しているという人は、ぜひご検討ください。