あまくておいしく、すっきりとした味わいのコーラ。スーパーやコンビニで手軽に買うことができ、よく飲まれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、コーラをはじめとしたジュースなどの清涼飲料水には、驚く量の糖分が入っており、飲み過ぎには注意する必要があります。
本記事では、清涼飲料水の中でもコーラに焦点を当てて、飲み過ぎた場合の影響やほかの飲み物との違いなどを詳しく説明していきます。ぜひ、ご一読ください。
【この記事はこんな方におすすめです】
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目次
コーラに含まれる砂糖の量は?
コーラに含まれる砂糖の量は、100mlあたり11.3g。これは角砂糖約17個分の量となります。コーラやサイダー、フルーツテイストの炭酸飲料は、炭酸による苦みを補う形で多くの砂糖が使われています。
コーラとの違いはある?その他の清涼飲料水の砂糖の量
それでは、コーラだけが砂糖が多いのでしょうか。清涼飲料水と比較して、違いを具体的に見ていきましょう。
炭酸飲料
500mlにつき、40~65g。角砂糖10~16個分、となります。こちらは、コーラと同様の理由で、炭酸による苦みを補う形で多くの砂糖が使われています。
スポーツドリンク
500mlにつき、20~34g。角砂糖5~8個分、となります。一見、身体によさそうなスポーツドリンクですが、多くの糖分が含まれています。スポーツや汗をかいた後には効率よく水分補給ができますが、多くの糖分も摂取しているため注意が必要です。
ミルクティー
500mlにつき、37.5g。角砂糖11個分、となります。コーラよりも多くの砂糖を含んでいることに驚いたのではないでしょうか。おいしく、思わず飲んでしまうミルクティーですが、飲み過ぎには注意が必要です。
果汁100%ジュース
500mlにつき、50~60g。角砂糖12~15個分、となります。果汁100%ジュースの中には、果実をそのまま絞っただけのものではなく、濃縮した果汁を薄めて100%にしている濃縮還元ジュースがあります。濃縮還元ジュースの場合、風味や甘味を増すために砂糖が使われていることがあります。また、果汁には果糖も含まれるため、100%ジュースも糖分の摂り過ぎに注意する必要があります。
1日の砂糖摂取量の目安
清涼飲料水を飲むと、多くの砂糖を摂取していることになりますが、1日の砂糖摂取量の目安はどれくらいでしょうか。
世界保健機構(WHO)によると、大人1日あたりの砂糖の摂取量は25gまでが望ましいということです。25gというと、小さじで約6杯、スティックシュガー3gで約8本分になります。
炭酸飲料に含まれる砂糖の量は、約40~65g。角砂糖10~16個分、となるため、炭酸飲料水を飲み切ると砂糖摂取量の目安をゆうに超えてしまいます。
また、食べ物にも多くの砂糖が含まれていますので、お菓子類を食べているときには、飲み物で糖分カットするように意識すると良いでしょう。
コーラの飲み過ぎ注意|砂糖の過剰摂取による影響
清涼飲料水、特にコーラの飲み過ぎには注意しましょう。以下は、砂糖の過剰摂取による主な影響です。
虫歯
虫歯はミュータンス菌という細菌により進行します。この菌が糖質を分解する過程で歯垢ができ、歯垢の中でミュータンス菌が増殖し、酸を生成します。酸はエナメル質を溶かすため虫歯になってしまいます。
歯周病の原因のひとつも、ミュータンス菌が生み出す歯垢が原因といわれています。歯垢は、糖分の多い食べ物や飲み物を摂取することで蓄積されるため、清涼飲料水を飲み過ぎると虫歯や歯周病のリスクが高まることに繋がります。
肥満・糖尿病などの生活習慣病
砂糖が多く含まれている清涼飲料水を1日一杯とるごとに生活習慣病のリスクが22%増加するとされています。これは、摂取エネルギーが過剰で、飲料に含まれる果糖(フルクトース)が、内臓脂肪の蓄積やインスリン抵抗性を引き起こすためだと考えられています。逆に、糖分を含む加糖飲料を1日一杯、無糖のコーヒー、無糖の紅茶や水に置き換えると糖尿病の発症リスクが14%から25%も減少する可能性があると推計されています。
集中力の欠如
砂糖の消化に必要なビタミンB群やカルシウムなどの栄養素が不足し、イラついたり気持ちが落ち込みやすくなります。また骨粗鬆症を引き起こす原因にもなります。
砂糖依存
砂糖依存症、というものがあります。これは、毎日食べることによって、食べたいという欲求が積み重なって発症してしまう中毒症状のことです。砂糖依存症になると砂糖を大量に摂らずにいられなくなります。砂糖は「マイルドドラッグ」とも呼ばれ、薬物やアルコール並みの中毒性・依存性があると言われています。
砂糖の摂り過ぎには気を付けていきましょう。
夏場に気を付けたいペットボトル症候群
ペットボトル症候群とは、別名「清涼飲料水(ソフトドリンク)ケトーシス」と呼ばれており、糖分が含まれている甘い清涼飲料水を大量に摂取することで血液中のブドウ糖やケトン体と呼ばれる成分が以上に高くなり、著しい喉の渇きや多尿、倦怠感、腹痛、嘔気などの症状が現われます。症状がひどくなると意識が低下し、昏睡状態に陥ることもあります。また、糖尿病と診断されていなくても突然発症することもあります。
コーラの代わりに|砂糖控えめ簡単手作りドリンク2選
コーラには多くの砂糖が含まれており、飲むにも注意が必要であることがわかったと思いますが、それでもジュースを飲みたくなる時もあることでしょう。そんな時は、以下の清涼飲料水が手軽に自宅でも作れておすすめです。
①無糖トロピカルフルーツティー
無糖の紅茶に、カットしたフルーツを入れて6~8時間ほど置いたフルーツティーです。砂糖不使用でも、フルーツの甘い香りが楽しめます。
フルーツはキウイ、レモン、ブルーベリー、イチゴ、オレンジなどお好みで入れてください。砂糖や甘味料を添加していない冷凍フルーツを使うのもおすすめです。
また、仕上げにミントの葉を乗せると爽やかな風味が引き立ちます。
②糖分控えめはちみつレモン
水500mlに対し、はちみつ大さじ1~2杯と塩少々、レモン果汁25mlをかき混ぜるだけで完成する糖分控えめのはちみつレモンになります。
赤ちゃんは乳児ボツリヌス症の原因になりますので、はちみつ入りでは飲ませないように気をつけてください。
まとめ
コーラは甘くておいしい飲料水ですが、多くの砂糖が含まれています。世界保健機構(WHO)によると、大人1日あたりの砂糖の摂取量は25gまでが望ましくあるため、コーラの飲み過ぎには注意が必要です。
過度に砂糖を摂取すると、虫歯の原因になったり、生活習慣病の原因になったり、集中力の欠如や砂糖依存に繋がります。
すぐにコーラ絶ちをできないときは、手軽にお家で作れる無糖トロピカルフルーツティーや糖分控えめはちみつレモンがおすすめです。また、浄水器一体型ウォーターサーバーであるシャインウォーターは、温水・冷水の設定ができ、気軽に飲み物を作ることができます。ぜひ、チェックしてみてください。