赤ちゃんの成長に合わせて、ストロー飲みを練習させたいけど、どのように練習すればよいのかわからないと思っている人が多いのではないでしょうか?赤ちゃんがストローで飲めるまでには個人差があり、根気よく諦めない練習が必要です。
この記事では、赤ちゃんの飲む動作の成長過程やストロー飲みの練習方法について紹介します。赤ちゃんの成長過程に合わせた、ストロー飲みの練習をスタートさせるきっかけにしてください。
【この記事はこんな方におすすめです】
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目次
赤ちゃんの飲む動作は段階を追って成長する
赤ちゃんは生まれたとき、母乳やミルクを吸う力しかありません。しかし、成長するにつれて、口や舌の筋肉が発達し、様々な飲み方ができます。
ここからは、段階に応じて下記の3つに分けて説明します。
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ただし、赤ちゃんの飲む動作の発達には個人差があります。中には、早い段階からストローマグやコップで飲める子もいれば、遅い子もいます。
無理にストローマグやコップで飲ませようとせず、赤ちゃんのペースに合わせて練習することが大切です。
離乳食を始める頃が一つのタイミング
赤ちゃんの飲む動作が発達するのは、離乳食を始める頃が一つのタイミングです。離乳食を始めると、赤ちゃんは様々な食べ物に触れ、口や舌の筋肉を鍛えられます。
これにより、ストローマグやコップで飲むための筋力や技術が身につくようになります。
離乳食を始める頃にストローマグやコップで飲ませるようにすると、赤ちゃんもストローマグやコップに慣れやすくなるでしょう。
また、ストローマグやコップで飲むことで、自分で飲み物を飲めるため、ママやパパの負担も軽減されます。
生後5ヶ月頃~1歳までに“飲む”動作は進化する
赤ちゃんは、生後5ヶ月頃〜1歳までに“飲む”動作は進化するものです。ここでは、具体的に下記に分けて説明します。
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生後5ヶ月頃:哺乳瓶用ちくび(ニップル)
赤ちゃんがストローで飲めるためには、まずは哺乳瓶用ちくび(ニップル)に慣れておく必要があります。
哺乳瓶用ちくび(ニップル)は、ストローよりも吸う力が必要なため、赤ちゃんがストローで飲めるための準備となります。
生後5ヶ月頃~:スパウト
スパウトは、ストローよりも飲みやすいため、ストローに慣れるための練習に最適です。
スパウトは、赤ちゃんがくわえやすい形状で、吸う力もそれほど必要ないため、比較的簡単に飲めます。
生後7、8ヶ月頃:ストロー
スパウトに慣れたら、次はストローに慣れさせます。
ストローは、スパウトよりも飲むのが難しいため、赤ちゃんに根気よく練習させましょう。ストローで飲むコツは、しっかりくわえさせて、吸う力を加えやすくすることです。
生後8ヶ月頃:コップ
ストローで飲めるようになったら、次はコップに慣れさせます。
コップは、ストローよりもさらに飲むのが難しくなり、諦めやすくもなる時期です。
こぼしてしまうこともありますが、何度か繰り返すうちに徐々に慣れてくるでしょう。
無理をせず、怒らずにゆっくりと進めるのがポイントです。
なお、それぞれの時期は個人差があるため、必ず期間を守る必要もありません。
様子を見ながら練習させて
赤ちゃんがストローで飲めるまでには個人差があるため、様子を見ながら練習させましょう。
中には、すぐにストローで飲める子もいれば、時間がかかってしまう子もいます。
無理にストローで飲ませようとせず、赤ちゃんのペースに合わせて練習することが大切です。
ストローで飲む練習をゲーム感覚でしたり、お気に入りの飲み物で練習したりすると、赤ちゃんも楽しく練習できます。
赤ちゃんにストロー飲みをさせる練習方法
赤ちゃんにストロー飲みをさせる練習方法を、下記の2つに分けて紹介します。
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ストローの練習を始める前に
ストローの練習を始める前に赤ちゃんが飲み物に慣れ、ミルクや母乳以外の味を覚えておくことは重要です。
赤ちゃんが自分で飲み物を飲むことに慣れていない場合は、まず哺乳瓶やストローマグに少量の水やお茶を入れて、自分で飲ませてみましょう。
また、ストロー飲みの練習を始める前に、ミルクや母乳以外の味に慣れておく必要があります。
ストローマグに少量の果汁や野菜ジュースを入れて、赤ちゃんに飲ませて慣れさせておくとより安心してすすめられます。
ストロー飲みで大事なのは2つの動作
ストロー飲みで大事なのは下記に挙げた2つの動作です。
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それぞれ、どのような動作か、どう覚えさせるかを解説します。
ストローを口でくわえる動作を覚える
赤ちゃんにストローを口にくわえる動作を覚えてもらうには、まずストローを口に近づける練習からはじめます。
赤ちゃんはストローを口から出してしまいますが、何度か練習することでストローを口にくわえることを覚えていきます。
赤ちゃんにストローを口にくわえる動作を覚えてもらうには、根気よく練習することが大切です。
すぐに覚えられない赤ちゃんもいますが、練習を続けることで徐々に動作を覚えていきます。
飲み物を吸う動作を覚える
ストローを唇に当てて、赤ちゃんが吸う気配があるかどうかを確認します。吸う気配がない場合は、ストローを少しずつ押して、飲み物が出てくるようにしましょう。
飲み物が出てくると、赤ちゃんは自然に吸い始めることがほとんどです。
赤ちゃんがストローで飲む動作を覚えるには、時間と根気が必要です。無理に飲ませようとせず、赤ちゃんのペースに合わせて練習を続けましょう。
赤ちゃんにストロー飲みをさせるメリット
赤ちゃんにストロー飲みをさせるメリットは、下記の4つが挙げられます。
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水分補給しやすくなる
ストローで飲むと、母乳やミルクを飲むときのように口を大きく開ける必要がありません。
そのため、のどが渇いたときにサッと水分補給ができます。
また、ストローマグは持ち運びがしやすいため、外出先でも水分補給ができます。
離乳のきっかけの一つに
離乳食が始まると、赤ちゃんは徐々に固形物を口に入れて食べるようになってきます。
ストローで飲む練習も離乳のひとつです。
ストローで飲めると、赤ちゃんは自分で水分補給ができます。
将来的な歯並びに関する賛否両論
ストローで飲むと、口の周りの筋肉が鍛えられます。
これにより、将来の歯並びが良くなると言われています。
ただし、ストローで飲みすぎると、歯並びが悪くなるという意見もあります。
不安な場合は、ストローを適度に使う程度に止めておくとよいでしょう。
コップ飲みが覚えられると災害時も安心
コップ飲みが覚えられると、災害時にも安心です。
災害時には、ミルクや哺乳瓶が手に入りにくいことがあります。
しかし、コップ飲みを覚えていれば、水分補給ができます。
ストロー飲み練習時の注意点
ストロー飲み練習時の注意点は、下記の3つです。
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焦らない
赤ちゃんがストロー飲みを覚えるまでには、個人差があります。
すぐに覚える子もいれば、何度も練習してもなかなか覚えられない子もいます。
焦らず、赤ちゃんのペースに合わせて練習を進めましょう。
怒らない
赤ちゃんがストロー飲みに慣れないと、イライラしたり、泣いたりすることがあります。
また、母親も同様にイライラしてしまうことがあるはずです。
そのようなときは、怒らずに、優しく見守ってあげましょう。
怒ってしまうと、赤ちゃんはストロー飲みを嫌いになってしまうので注意が必要です。
赤ちゃんの好みや個性を尊重してあげる
ストローの形や素材、飲み物など、赤ちゃんによって好みや個性があります。
ストロー飲みを練習するときは、赤ちゃんの好みや個性を尊重してあげましょう。
例えば、ストローの形が気に入らない場合は、別の形に変えてあげたり、飲み物を変えてあげたりしてみるなど工夫してみましょう。
まとめ
赤ちゃんの飲む動作の発達には個人差がありますが、段階に応じた練習方法を知っていれば、安心して取り組めます。
また、ストロー飲みを練習することで、将来的な歯並びの改善や、コップ飲みの練習にもつながります。焦らず、赤ちゃんのペースに合わせて練習を進めましょう。
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