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水が腐るのは本当?原因と基準の日数・長持ちさせる方法を紹介
水が腐るのは本当?原因と基準の日数・長持ちさせる方法を紹介

水が腐るのは本当?原因と基準の日数・長持ちさせる方法を紹介

2023.04.05 SHINE+

“水は腐らないもの“。このように思っている方も多くいるのではないでしょうか。

本来であれば水は無機物なので腐らないはずなのですが、実は私たちが普段飲んでいる水道水やペットボトルの水は基本的に腐ります。

世界一安全とまで言われている日本の水道水でも腐ってしまうのはなぜなのか。

本記事では、水が腐ってしまう原因や実際に腐るまでの日数、可能な限り長持ちさせるための方法を具体的に紹介していきます。

私たちが生きていくのに欠かせない水がどうして腐ってしまうのか、またどうすれば腐らずに保存できるのか、ぜひ参考にしてください。

【この記事はこんな方におすすめです】

  • 水が腐るのか知りたい方
  • ペットボトルやウォーターサーバーの水も腐るのか知りたい方
  • 腐らせずに長期間保存する方法を知りたい方

本来の水は腐らない

長いこと水道水であったり、ペットボトルの水を放置していると嫌な臭いがしたり変な味がしたりしますよね?

このような経験からすると、水って腐るものと思うかもしれませんが、水をH2Oとして考えると、科学的には無機物なので腐るということは本来あり得ません。

腐るというのは、たんぱく質などの有機物が微生物の働きによって分解・変質することでおこります。

じゃあどうして無機物で腐らないはずの水が腐るのかというと、それは水の中に含まれる有機物や微生物などが関係しています。

水道水は他にも成分が含まれている

東京都中央区を例にして水道水の中にどういった成分が含まれているのかを見ていきましょう。

成分としては下記成分が検出されています。

  • 四塩化炭素
  • ジオキサン
  • ジクロロエチレン
  • ジクロロメタン
  • テトラクロロエチレン
  • トリクロロエチレン
  • ベンゼン

これらは区分として一般有機物に分けられます。

本来は無機物として腐らないはずの水が腐るのは、こういった有機物が入っていることが原因です。とはいえいずれも害のない水準でしか出ていないので、この水を飲んだからと言って体に影響はないようです。

1-2.腐った水を飲む危険性

では、腐った水を飲んでしまうとどうなるのかをこれから紹介していきます。

まず一番起きやすいのが「お腹を壊す」という症状です。

単純に腐ったものを食べてしまった時はお腹を壊して下痢の症状が現れると思うのですが、腐った水についても同じような症状が出ることが最も多いようです。

次に、まれではあるのですが「嘔吐してしまう」ということもあるようです。

変な味の水を飲んでしまった後味の悪さで気分が悪くなり、嘔吐してしまうことも起きるようですね。

最後に、「有害な細菌を取り込んでしまう」ということも可能性としてはあるようです。

腐った水の中で繁殖した大腸菌などを体内に取り込んでしまう恐れもあるということで、飲みかけのまま放置した水は飲まないようにしてください。

2.水が腐る主な原因

先ほど、水が腐る原因は有機物が含まれているからだと紹介しましたが、ここからはもう少し詳しく、どのような経路で腐る原因となる有機物が入ってしまうのか、また、どうして細菌やウイルスが繁殖してしまうのかといった点についても紹介していきます。

2-1. 細菌およびウイルスの繁殖

水道水には、先ほど紹介したように有機物が含まれていますが、それ以外でも口をつけただけで、口の中に存在する菌が水へと入り込んでしまい、繁殖してしまうことがあります。そのため、買ってきた水でも一度口を付けて飲んだら早めに飲み切ることが望ましいです。さらに、自然水や湧き水などは、それらの菌が含まれやすく、飲む前に沸騰処理をすることが重要です。

2-2. 塩素効果の減少

水道水は、塩素によって殺菌効果があるため、安心して飲むことができます。しかし、時間の経過とともに、塩素は薄れていき、効果が減少してしまうのです。また、煮沸したあとの湯冷ましなどは塩素も除去されてしまうため、水道水と比べてさらに汚染されやすくなります。そのため、時間が経過した水道水であったり、煮沸して保存してある湯冷ましなどにも注意が必要です。

2-3. 空気中の微生物が溶け込む

水は、開封後や開栓後に劣化することがあります。その主な原因の一つに、空気中の微生物が溶け込むことが挙げられます。特に夏場は、湿度が高くなり、空気中の微生物が増加するため、水の劣化が進むことがあります。そのため、飲む前にはしっかりと蓋を閉めるなどして、水を保管する環境を整えることが大切です。その他にも、たとえ口を付けて飲まずコップに入れたとしても、一度開けてしまったら空気中の微生物が溶け込む恐れがあるので、早めに飲み切るようにしましょう。

以上、水が腐る主な原因について説明しました。水は人間にとって欠かせないものであるため、衛生面にも配慮しながら、美味しく飲むためにも、注意して保管することが必要です。

3.水を腐らせずに長持ちさせる方法

水を飲んで体調を崩さないためにも、水は腐敗する前に飲み切ることが大切なことはこれまで紹介してきたのですが、万が一残った場合や非常時に備えて、水を腐らせずに長持ちさせる方法をこれから紹介していきます。

まず、水道水を保管する場合は、直射日光や高温多湿を避け、冷蔵庫に入れることが重要です。こうすることで、細菌の繁殖しやすいと言われている20~40度という温度帯を避けることができます。

また、容器は密閉性の高いものを選び、使用前には手洗いを徹底することで、細菌の繁殖を防止するとともに、空気中の微生物が溶け込んでしまう可能性を低くすることができます。

ペットボトルの水を保管する場合も同様に、直射日光や高温多湿を避け、冷蔵庫に入れることが有効です。また、蓋を開ける際には清潔な手で触れることも大切です。残りの水については、出した後にしっかりと蓋を閉めて空気を入れないようにすることがポイントです。

4.水が腐るまでに何日かかる?

ここまで水が腐る原因や腐った水を飲んだ場合の影響などについて紹介してきましたが、最後に水が腐るまでの日数を紹介します。

あくまで目安にはなりますが、これを知っておくことで腐った水を飲んでしまうリスクを減らすことができます。

4-1. 水道水

水道水は、塩素による殺菌効果があるため、通常は1週間程度は腐らないと言われています。ただ、湿度や温度の高い地域や時期、水道管内に異物が混入している場合は1週間より早く腐るリスクがあるので、早めに消費することが重要です。

4-2. ペットボトルの水

ペットボトルの水は、未開封であれば製造日から6ヶ月から1年程度が腐るまでの目安とされています。しかし、開封後は空気中の細菌が入り込みやすくなり、1週間から2週間程度で腐ることがあります。

口を付けて飲んだ場合は、それよりも早く腐る可能性が高くなるので、可能な限りその日中には飲み切ってしまうようにしましょう。

4-3. 沸騰させた水

水を沸騰させると、菌やウイルスに対して効果的ではありますが、殺菌後も空気中の細菌が入り込むことで腐敗する可能性があります。また、沸騰させた容器についても清潔である必要があるため、こちらについてはあくまで清潔な容器で煮沸して空気に触れないように密閉まで行ったと仮定して1週間程度だと考えてください。

4-4. ウォーターサーバーの水

こちらはボトルを注文して交換するタイプか水道水を浄水するタイプかで日数が変わってきます。

ボトル交換型ですと、未開封の状態ではペットボトルの水と同じくらいの日数は保存が可能なようですが、各メーカーで使用している水が違うため確認するのがおすすめです。

また、水道水を浄水するタイプのウォーターサーバーでは、ろ過することで塩素やその他不純物を取り除いてはくれるものの、100%除去してくれるわけではないので、あくまで沸騰させたお水と同じくらいの日数だと考えてください。

5.まとめ

いかがだったでしょうか。

水が腐るというのをこれまで知らなかった方にとっては驚きの内容だったかと思います。

もちろん水が腐るということを知っていた方でも、具体的な日数や正しい保存方法などこれから役に立つ内容になっていたかと思いますので、参考になれば幸いです。

最後に紹介したウォーターサーバーの水の保存日数についてですが、ろ過した水を保存しておくタンク内の衛生状態にも注意していください。

ろ過した後の水でも清潔に保つシステムがあれば、上で記載した日数よりも長く腐らずに保存することは可能です。

浄水器一体型のシャインウォーターであれば、トリプルクリーンシステムによってタンク内の水全てを清潔に保つ機能がついておりますので、いつでも安心・安全な水を飲むことが可能です。

確かな品質の国産製品を利用するなどして、お子様からお年寄りまで安心して水を飲むためる環境を整えていってくださいね。

 

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