世の中にはさまざまなダイエット方法がありますが、水を使ったダイエット術があることはご存じでしょうか?
実は、水は飲むだけでカロリーを消費するため痩せることができます。
本記事では水を飲んで痩せられるダイエットのメカニズムや、飲み方のコツについて解説しています。
水太りが心配、水を飲む際の注意点についても解説するのでぜひ参考にしてください。
【この記事はこんな方におすすめです】
|
目次
水を飲むだけでダイエットができるってほんと?
水は飲むだけでカロリーを消費するためダイエットにつながります。
ここでは、水を飲んで痩せるメカニズムについて解説します。
- 水を飲めばカロリーが消費される
- 水分摂取によるデトックス効果も期待できる
- 水を飲むだけダイエットは本当
水を飲めばカロリーが消費される
水を飲むことで得られる2つの作用がカロリー消費につながると言われています。
- 水を飲んで冷えた体を温める
- 交感神経が刺激されて働く
人間の体は体温よりも冷たい水を飲むことで、体を温めようとします。
この時、体内では1mlの水の温度を1℃上げるために1kcalが消費されます。
さらに、体温より低い温度の水を飲めば交感神経が刺激され、交感神経の働きが活性化されることでカロリーが消費されます。
この水を飲んで得られる作用をまとめると、カロリー消費量は以下のとおりです。
- 水1.5L×(体温36.5℃-水温21.5℃)=22.5kcal
- 交感神経が刺激され働くことによって上記と同等のカロリーが消費される
つまり、1日に1.5L水を飲めば体の中では約45kcalが消費されます。
微々たる数字のように思えますが、1年間に換算すれば消費カロリーは16,425kcalにもなります。
1kgの脂肪を燃焼するのに消費されるカロリーは約7,200kcalです。
1日45kcalという地道なカロリー消費であっても、毎日続ければ年間で2kgの減量につながるため結果的にダイエットにつながると言えるでしょう。
水はゼロカロリー
味や砂糖を添加していない水は0kcalです。
水をいくら飲んでもカロリーはゼロのため、基本的に水は飲んでも太りません。
水分摂取によるデトックス効果も期待できる
水を飲むことは“体の中の水分を循環させる”という意味でデトックスにもなります。
水分補給によって体に取り込まれた水分は、体中に送られていきます。
なかには、尿や便として排出されてるものもあり、体の中で古くなった水を入れ替えるという意味で有効なデトックス手段です。
さらに、水分補給は水分を摂ることで便が硬くなるのを防ぎ、腸の動きを活性化させることによって便通を促すという便秘の改善にも役立ちます。
全身の滞りの解消に水分補給は大きなメリットがあると言えるでしょう。
水分が体内の循環を高める役割を果たす
水分補給により促されるのはカロリー消費だけではありません。
血液がサラサラになる、リンパの流れを促進するといった効果も期待できます。
人間の体の約60〜70%は水分です。
あまり水分を摂らずに過ごすと、体の半分以上を占める水分が循環しないことになります。
こまめな水分補給で、体内の水分はゆっくりと入れ替えられます。
水を飲むだけダイエットは本当
カロリー消費とデトックス促進により、水を飲むことはダイエットにつながります。
もちろん、水を飲むこと以外にも食事の量や内容の改善、運動といった努力も必要です。
しかし、水分補給という日常の何気ない動作をコツコツ継続するだけで年間2㎏もの減量がかなうのは大きな利点です。
運動やエステなどさまざまなダイエットを試みたが、水分補給する習慣を身に付けることは実践していなかったという人はぜひ今日からチャレンジしてみてください。
水太りがあると信じられる要因
水分摂取を活用したダイエットに挑む前に、水太りについてポイントをおさらいしましょう。
体は水分補給によって“太った”と感じることがあります。
- 一次的な水分保持により体重が増えることがある
- 水を飲むダイエットは“むくみ”に注意
- 代謝機能に根本的な問題がある場合も
一次的な水分保持により体重が増えることがある
水を飲むと体内の水分量がアップするため、人によっては体重が微増することがあります。
摂取された水分は体の至る所にいったんは貯蔵されます。
この量が増えていくことで、一次的に体重が増えるため「太ってしまった」と感じる人がいるようです。
しかし、この体重については水分が体外に排出されれば減ります。
時間が経てば確実に痩せるので安心してください。
ただし、水を飲んで体がむくんでしまう人や代謝機能に問題を抱える人についてはこの体重増加が解消されない場合があります。
摂取する水分量に呼応して体重が増え続けてしまうという人は、一度ご自身の体調について見直すとよいでしょう。
水を飲むダイエットは“むくみ”に注意
リンパの流れが悪い・詰まりがあるという人は、水によるむくみに注意しましょう。
通常、水を飲むことで体に水分が蓄えられますが、抱えきれなくなった分についてはリンパ管や静脈を通って体外に排出されます。
しかし、何らかの理由でリンパ管の働きが悪くなっていると、体の中に余計な水分が蓄積していってしまいます。
この状態がいわゆる体に“むくみ”が出ている状態です。
むくみは皮下組織に現れるため、ボディラインや輪郭が緩み、全体的に太ったと感じてしまいやすくなります。
「水を飲んでいるのに太る。」「飲めば飲むほどデトックスどころか顔がパンパンになる。」という人は、リンパの流れやリンパ管の詰まりを解消する必要があります。
水を飲むダイエットは自身の体調を見極めて行く必要があるでしょう。
代謝機能に根本的な問題がある場合も
水を飲んで太ってしまう人は、根本的な体の代謝機能に問題がある可能性があります。
ごく稀にですが、しっかりと水分補給しているのにトイレの回数が増えないという人がいます。
摂取した水分が体外に排出されない原因には、腎臓の機能に問題があるケースが考えられるため、むやみに水を飲み続けることはおすすめできません。
水を飲めば必ず痩せると信じ続けるのではなく、体調の変化にも目を向けてみてください。
ダイエットに水を取り入れる際の注意点
水を飲んで痩せるダイエット方法について注意すべきポイントは以下の3点です。
- 冷たすぎる水は飲まない
- 一度に大量の水を飲まない
- 水だけに頼ったダイエットをしない
冷たすぎる水は飲まない
体温を上げるためのカロリー消費を狙い、冷たすぎる水を飲むことは避けましょう。
人間の体は臓器の熱を奪って体温を下げるという性質があります。
冷たい水にはカロリー消費効果があるからといって、極端に冷たい水ばかり飲み過ぎてしまうと体を必要以上に冷やしてしまうこととなります。
冷えは万病のもとと言われるように、体温を下げ過ぎる冷たい水は体に良くありません。
なにより代謝を停滞させてしまうため、水を飲んで得られるはずの代謝の活性化も見込めず本末転倒となってしまうでしょう。
一度に大量の水を飲まない
水を飲むことで得られる健康効果を狙った失敗にありがちなのが、一度に飲む量を守れないといった“摂取量”にまつわるものです。
水分補給は適度な量をこまめに摂取することが鉄則です。
体に好影響をもたらす水分も、適切な量を取り入れることでその効果を発揮します。
一度に大量の水を飲むことで一次的に体内の塩分濃度が薄まってしまい、水中毒(低ナトリウム血症)という状態を引き起こす可能性も考えられます。
また、コツコツ水分補給によって得られる循環の活性化も、大量の水分補給をするだけではリズムが掴めません。
飲めばいいからと言って、不規則かつ一度に大量に飲むといった水の飲み方はやめましょう。
水だけに頼ったダイエットはしない
水を飲むことには一定のダイエット効果はありますが、しっかり体重を落とすにはそれ以外のダイエット方法も実践する必要があります。
摂取カロリーが多すぎる、ボディメイクに必要な栄養素が足りていない場合は食事内容を見直す必要があります。
体重を減らすにはカロリーを消費するほか、見た目体重を減らすためにもボディラインを整えることも必須です。
ある程度、筋肉を鍛えて体を引き締めなければならないため運動しなければなりません。
水だけに頼ったダイエット方法では思うような効果が得られないのはこのためです。
まとめ
添加物を含まない水にはカロリーがなく、水を飲むことによって得られる作用もあるため水を飲むことでダイエットは可能と言えます。
今まで意識的な水分補給の習慣がなかったという人にとっては、ルーティーンを変えるだけで年間2kgもの減量につながるメリットの多いダイエット方法です。
水を飲む際は一度に大量に飲まない、運動や食事改善も併用することでダイエットの一助となるでしょう。
ダイエットを無理なく続けるためにも、取り入れる水にはこだわりたいものです。
シャインウォーターは水道水を利用する浄水型のウォーターサーバーで、手軽にミネラル分を含んだおいしいお水がいつでも好きなだけ飲めます。
水を飲むことでダイエットしたい、手軽においしい水が飲みたいという人はぜひご検討ください。