水には体に良い影響を及ぼすミネラルが含まれています。
これから積極的に水を飲んでいこうと考えているなら、ミネラルの性質や特徴を理解して健康効果を高められるよう努めましょう。
本記事では水に含まれるミネラルについて解説しています。
ミネラルを上手く取り入れる方法についても伝授するのでぜひ参考にしてください。
【この記事はこんな方におすすめです】
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目次
水に含まれるミネラル成分とは?
水にはミネラルといって人の体に欠かせない栄養素が含まれています。
ミネラルは種類により人体にさまざまな良い影響をもたらします。
- 水には大きく分けて4種類のミネラルが含まれている
- ミネラルの必要量は人によって違う
まずは、ミネラルにどういった特徴があるかを見ていきましょう。
水には大きく分けて4種類のミネラルが含まれている
水にはさまざまな成分が含まれていますが、体に良いとされるミネラルもその一つです。
水に含まれるミネラルは大きく分けると以下の4種類です。
- カルシウム
- マグネシウム
- ナトリウム
- カリウム
カルシウム
カルシウムは人体にもっとも多く含まれているミネラルです。
骨や歯の素であることは広く知られているとおりで、実際に人体に含まれるカルシウムのほとんどは骨と歯のエナメル質です。
カルシウムが不足すると骨の成長が阻害され、骨粗しょう症を引き起こしてしまいます。
また、ごくわずかではありますが、出血予防や心筋の収縮作用を高める、筋肉の興奮性を静めるといった役割も担っています。
カルシウムは単体では吸収されづらいため、ビタミンDと一緒に摂取するのがおすすめです。
マグネシウム
マグネシウムもカルシウムと同様、人体に多く含まれているミネラルです。
約6割は骨や歯に、残りの4割は神経や筋肉・脳に存在するといわれています。
体内の代謝機能アップに貢献し、約300種類もの酵素を活性化させると言われています。
以下4つの働きによって心身を健やかな状態に保つのが大きな役割です。
- 神経の伝達
- 筋肉の収縮
- 体温調整
- 血圧調整
マグネシウムが不足してしまうと高血圧や不整脈、虚血性心疾患のリスクが高まります。
また、骨の形成がうまくいかず、痙攣や神経過敏、抑うつ状態を引き起こします。
ただし、腎臓に疾患を抱える人はマグネシウムを体外に排出しづらくなるため、過剰摂取には注意が必要です。
ナトリウム
ナトリウムは塩にたくさん含まれる栄養素で、ミネラルの中でも広く知られています。
細胞外液に5割、骨に4割、残りは細胞内液などに含まれており、浸透圧によって細胞外液の量を調整する役割を担っています。
筋肉の収縮や血圧の正常化にも作用しますが、健康な人であっても過剰摂取によりむくみや高血圧を引き起こすため、摂取量については注意が必要です。
カリウム
カリウムもナトリウムと同様、体の中の浸透圧を整える働きを持つミネラルです。
ナトリウムを体外に排出する効果があるため、日頃の食事で塩分の取り過ぎが気になる人には欠かせません。
不足することで脱力感や精神障害、食欲不振といった症状の他、筋無力症や不整脈を引き起こす可能性があります。
ミネラルの必要量は人によって違う
一般的に体に良い栄養素とされるミネラルですが、その必要量は人によって違います。
高血圧症の人は塩分(ナトリウム)を控えるべきですし、腎臓系の疾患がある人もマグネシウムは要注意です。
また、ミネラルはその性質上、互いに反応し合って吸収されるため、何よりもバランスよく摂取することが重要です。
ミネラルが体に及ぼす影響
ミネラルが人体にとって欠かせない栄養素であると言われる理由は2つあります。
- 体の構成・維持にミネラルは欠かせない
- 他の栄養を吸収するのを助ける
体の構成・維持にミネラルは欠かせない
ミネラルの多くは人体を構成し、その機能維持に欠かせない働きをしています。
骨の形成に欠かせないカルシウムや、体液の浸透圧に大きく関わるナトリウムやカリウムはその代表例でしょう。
また、病気に直結する症状だけではなく、ミネラル不足はむくみや倦怠感といった軽く見られがちな症状にも関係している場合があります。
健康で健やかな体を作り、維持するためにもミネラルは欠かせません。
他の栄養を吸収するのを助ける
ミネラルには他の栄養素を吸収するのを助けたり、ミネラル同士が反応し合いお互いの吸収を助長し合うという作用があります。
ミネラルが人体に欠かせない栄養素であると言われる理由はこれです。
バランスの良い食事を心がけ、ミネラルや他の栄養素をバランスよく摂取することが体にとって一番といえるでしょう。
ミネラルを含有する水の特徴
人体に欠かせないミネラルを含んでいる水についてその特徴をまとめました。
- ミネラルを含む水はミネラルウォーターと呼ばれる
- ミネラルの量によって硬水と軟水に分けられる
- ミネラルの影響で味に違いがでる
ミネラルを含む水はミネラルウォーターと呼ばれる
水のなかでもミネラル成分を含む水はミネラルウォーターと呼ばれます。
ミネラルウォーターの原水は地下水です。
原水となる水の採水地や、ミネラル成分の調整の有無によってさらに細かく分類されています。
ミネラルの量によって硬水と軟水に分けられる
ミネラルウォーターは、ミネラルの含有量によって硬水と軟水に分けられます。
硬水と軟水の基準を定めているのはWHO(世界保健機関)です。
基準となる数値にミネラルの含有量の度合いである硬度を用いており、硬度120mg以上を硬水・硬度120mg未満が軟水と決められています。
一般的に日本の採水地から採れた水は軟水であり、海外、とくにヨーロッパ圏の水は硬水です。
ミネラルの影響で味に違いがでる
水は含まれているミネラル成分によっても味に違いがでます。
硬度の高い水にはカルシウムやマグネシウムといったミネラルが豊富に含まれています。
しかし、日本の水はそのほとんどが硬度が低い軟水です。
日頃から軟水を口にしている人はマイルドな味わいに慣れてしまっているため、硬度が高く苦みを感じる水に対して「まずい。」と感じてしまいます。
ミネラルの含有量が違う水を使って作った料理はその味わいにも差が生じます。
当然、ミネラル分が多いとそれだけ水の独特な味わいが料理に影響するため、料理に使う水は軟水が良いと言えるでしょう。
ミネラルを上手く摂取する方法
ミネラルを上手く摂取する方法は以下の2つです。
- バランスの良い食事をこころがける
- 手軽においしく摂取するならウォーターサーバーがおすすめ
バランスの良い食事をこころがける
ミネラルを上手く摂取するならバランスの取れた食事を心がけましょう。
バランスのとれた食事とは主食・主菜・副菜・汁物が組み合わさった定食型の食事です。
たんぱく源は肉だけに偏ることなく魚や大豆を上手く取り入れ、野菜も同じようなものばかりを食べるのではなく海藻やキノコも食べるようにしましょう。
さらに、一日の摂取カロリーをきちんと計算した食事を摂れば健康を維持しやすくなります。
手軽においしく摂取するならウォーターサーバーがおすすめ
手軽においしくミネラルを摂取するならウォーターサーバーがおすすめです。
ウォーターサーバーの水は、ミネラル成分を多く含むものがあります。
食事だけでミネラルを摂取しようとすると、常にミネラルの必要量を意識してたくさんの食事を摂る必要があるため大変です。
しかし、水でもミネラル補給ができれば、食事よりも簡単に実践できるでしょう。
毎日の習慣にも取り入れやすいため、継続しやすいという利点があります。
まとめ
水は種類によってミネラル成分が多く含まれているものがあります。
ミネラルは体にとって不足しがちな栄養素であるため、食事だけではなく水を飲むことでも補給できると良いでしょう。
ウォーターサーバーでミネラル成分を多く含む水を飲めば、手軽においしくミネラル補給できます。
シャインウォーターは浄水器の製造会社が作るウォーターサーバーです。
ミネラル成分を残したまま、水の味わいを悪くしてしまう物質を除去するため、水道水を注ぐだけでおいしくミネラル豊富な水が飲めます。
「手軽に導入できるウォーターサーバーを探している。」、「ミネラル成分の含まれるおいしい水が飲みたい。」という人はぜひご検討ください。