昔はなんてことなかったのに、ここ最近胃もたれすることが増えてきた。このような方も多いのではないでしょうか。
胃もたれくらいで薬を飲みたくないし、しばらく我慢すれば治るから放置しがちですよね。
本記事では、胃もたれが起きてしまう原因を紹介しつつ、胃もたれを解消する食べ物や飲み物、はたまた治す体勢なども紹介していきます。
誰もが一度は悩んだことのある胃もたれを改善するために、ぜひ参考にしてください。
【この記事はこんな方におすすめです】
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目次
胃もたれによい飲み物とは
食べ過ぎ飲み過ぎや油っぽいものを食べた次の日は胃もたれしがちですよね。
気分が悪く何も食べたくないけど、何かしら食べないと頭も働かないしどうしたものかと悩んでしまいます。
このような時こそ口にするものに気を付けないと余計胃もたれが悪化してしまうことも。
そもそも胃もたれが起きている原因は、胃への負担が大きくなってしまっているからです。なので、胃もたれの時はできるだけ刺激の少ないものを摂取することが大切になってきます。
ということでこれから、胃もたれの時にオススメの飲み物を紹介していきます。
常温の水・白湯
常温の水を飲むことで胃への負担を最小限に抑えることができます。この時に冷水を飲んでしまうと胃に刺激を与えることになってしまうので気を付けてください。
また、白湯であれば消化作用を促す効果もあるので、常温の水より早く胃もたれを解消できるそうです。とはいえあまりに温度が高いと胃への刺激が強くなってしまうので、大体40度程度の白湯を飲むようにしましょう。
牛乳
牛乳に含まれるたんぱく質は、胃の粘膜を保護する作用があるため、食べ過ぎ飲み過ぎで荒れてしまった胃には非常に効果的だそうです。ただ、牛乳に含まれる”乳糖“をうまく消化できない”乳糖不耐症“の方はかえってお腹を壊す原因にもなりますのでご注意ください。
また、キンキンに冷えた牛乳では胃に刺激を与えてしまうことにもなりますので、熱すぎない程度のホットミルクで飲むことがおすすめです。
リンゴジュース
リンゴも胃もたれの時におすすめです。というのも、リンゴに含まれている「リグニン」、「ペクチン」、「セルロース」、「ヘミセルロース」という4つの成分は整腸作用があるのに加えて、腸内乳酸菌の増加も促してくれます。この2つの効果によって、傷ついた胃や腸といった内蔵機能を活性化し、胃もたれを直してくれるそうです。
さらにさらに、リンゴには消化促進作用のある「クエン酸」や「リンゴ酸」も入っているため、胃の中に残ったままの食べ物の消化も促してくれます。
そのまま丸かじりでももちろんいいのですが、より胃への刺激を和らげたいのであれば、おすすめはリンゴジュースです。
さらっと飲むことで気分もさっぱりします。
経口補水液
胃もたれがひどくて食欲がない時は経口補水液がおすすめです。
経口補水液は体内で必要な電解質(ミネラル)を摂取することができるだけでなく、体内の水分と組成が非常に近いため、効率的に水分摂取をすることができます。
体内の電解質のバランスが崩れることで食欲不振や気分不良などが起こる場合もあるので、胃もたれの時は電解質を摂取してバランスを整えることも大切だそうです。
ノンカフェインのお茶
胃もたれの時でもカフェインを気にしたほうがいいの?と思われる方が多いかもしれませんね。
実はカフェインには胃酸の分泌を促す作用があるので、胃が荒れている場合は控えたほうがいいんです。
なので、カフェインたっぷりのコーヒーや紅茶を気分転換に飲んでしまうと逆に胃もたれが長引いてしまう可能性もあります。
胃に優しい飲み物を飲むときのポイント
まず、胃もたれの時は胃に負担がかかっている状態なので、可能な限りこれ以上の負担をかけないようにすることが大切です。
胃もたれの時に意識して欲しい飲み方をこれから紹介します。
常温やぬるめの温度でゆっくり飲む
先ほど紹介した胃もたれの時に飲んでほしい飲み物でも、極端に冷たすぎたり、熱すぎたりすると胃への負担が強くなってしまいます。
そのため、ぬるいくらいの温度でゆっくり時間をかけて飲んでいくことが大切です。
胃全体に染み渡らせるようなイメージで飲んでいくといいでしょう。
飲み過ぎずこまめに摂取
度にたくさん飲めばそれだけ早く胃もたれが治るのかというとそんなことはありません。胃への刺激となるような成分が入っていない水でも、飲み過ぎることで体内の電解質のバランスが崩れ、食欲不振や気分不良に陥る可能性があります。
なので、可能な限りこまめに摂取していくようにしましょう。
胃もたれの場合に避けた方がよい飲み物
ここからは胃もたれの時に飲まない方がいい飲み物を紹介していきます。
これから紹介する飲み物を飲んでしまうと、胃粘膜に刺激を与え、ただでさえ辛い胃もたれが悪化する要因になりかねませんのでご注意ください。
アルコール飲料
「食前酒」というものがあるように、少量のお酒を飲むことで胃酸の分泌を促し食欲を増進させる効果があるのですが、胃もたれの時はこれが逆効果になります。
可能な限り刺激を抑えて胃への負担を和らげたいのに胃酸の分泌を促してしまっては意味がありません。
また、アルコールを飲み過ぎると、胃から小腸へ食べ物を送り出す「ぜん動運動」という動きが弱まってしまうため、食べ物が胃に長く残り、さらに胃もたれが悪化してしまう恐れがあるようです。
胃もたれの時にアルコールは避けた方がいいでしょう。
コーヒーなどのカフェイン飲料
上で紹介したように、カフェインには胃酸の分泌を促す効果があります。
なので、カフェインが多く含まれているコーヒーや紅茶、緑茶に加えて最近はやりのエナジードリンクも胃もたれの時は避けた方がいいでしょう。
どうしても飲みたい場合は、ノンカフェインのものも売っていますので、そちらを飲むようにすると胃もたれへの影響は少なくなるようです。
炭酸飲料
基本的にキンキンに冷えた状態で飲む炭酸飲料はそれだけでも胃への負担が強いので接種は控えた方がいいです。それなら常温だと大丈夫なのかというとそうでもありません。炭酸飲料には胃酸の分泌を促す効果もあるので、胃もたれ状態の荒れている胃にとっては非常に刺激が強い飲み物と言えます。
胃もたれのときは体制にも気を付けよう
実は胃もたれの時におすすめの体勢というものがあります。
それは、身体の右側を下にして寝るというものです。
なぜこのような体勢で寝ることが胃もたれに効果があるのかというと、胃の構造上の理由があるようです。人は、右側を向いて寝ることにより食べ物が腸に流れやすくなるらしく、その影響で消化不良が起きにくくなり結果的に胃もたれに効果があるようです。
胃もたれを解消するには消化に良い食べ物もおすすめ
胃もたれが起きているときは消化吸収機能が低下している状態です。
なので、消化のいい食べ物を食べることで胃への負担を減らすことが可能になります。
主食 | おかゆや煮込みうどんなど、柔らかく煮込んで食べるタイプのものがおすすめです。 |
主菜 | 脂肪分が多いとそれだけ胃への負担が大きくなってしまうので、鶏むね肉であったり、脂肪の少ない白身魚がおすすめです。その他には納豆や豆腐などもいいようです。 |
副菜 | 野菜は可能な限り繊維が柔らかいキャベツやダイコン、ホウレンソウなどをしっかりと加熱したものがおすすめです。 |
まとめ
胃もたれは食べ過ぎたり飲み過ぎたりした次の日はどうしても起きてしまうもの。
今回はそんな胃もたれとうまく付き合っていけるように、おすすめの飲み物であったり食べ物について紹介しました。
この記事を参考にして、胃もたれを早く治していただければ嬉しいです。
上で紹介したおすすめの飲み物について、常温の水とありましたが、消化作用も考えれば白湯を飲みたいところですよね。浄水器一体型のシャインウォーターなら、水道水から不純物を取り除いてミネラルだけを残すから胃への刺激を軽くすることができます。
また、温水冷水が使い放題なので、胃もたれの時にサッと白湯を作って飲むことも可能です。胃もたれの時に嬉しいシャインウォーターを試してみませんか?