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硬水を料理に使うメリットとは?おすすめのレシピや注意点を解説
硬水を料理に使うメリットとは?おすすめのレシピや注意点を解説

硬水を料理に使うメリットとは?おすすめのレシピや注意点を解説

2023.05.29 SHINE+

硬水は飲み水として「おいしくない」と言われることがありますが、料理に使っても同じように料理がまずくなってしまうのでしょうか。

硬水がおいしくないと感じるのには理由があります。

本記事では、飲み水としてマズいと言われがちな硬水が料理にどのような影響を与えるかについて解説しています。

硬水を使ったおすすめレシピや注意点についても解説しているため、ぜひ参考にしてください。

【この記事はこんな方におすすめです】

  • 硬水はミネラルが含まれている(からおいしくないと感じやすいと)知っている人
  • 硬水と軟水の違いについて知りたい人
  • 硬水を活用したレシピを知りたい

「硬水がまずい」は間違い!

硬水は飲み水としてはおいしくないと言われていますが、なぜそう言われるのでしょうか。

  • 硬水は飲み水としてクセを感じる人が多い
  • 特徴を活かせば料理がワンランク上の仕上がりに

硬水をマズいと感じる理由と、その特徴を活かす方法について紹介します。

硬水は飲み水としてクセを感じる人が多い

硬水は独特の味わい・風味にクセがあるために飲み水として「おいしくない」と感じる人が多いと言われています。

理由は日本人の舌が軟水の味に慣れていることが大きく関係しています。

日本にある採水地はそのほとんどが軟水です。

水道水を通じて普段から軟水を飲むことに体や舌が慣れている日本人にとって、硬度の高い水は飲みなれないものです。

味についても違和感を覚えるほか、大量に含まれるミネラルの作用によりお腹を下してしまう人もいます。

特徴を活かせば料理がワンランク上の仕上がりに

味に特徴のある硬水ですが、使い方次第ではいつもの手料理をもっとおいしくするのに役立ちます。

硬水にはたくさんのミネラルが含まれており、この成分が食材に働きかけるために料理がもっとおいしくなります。

硬水は単純に癖がある・マズいだけの水なのではなく、使い方次第で料理をおいしくしてくれる水です。

調理に硬水を使うメリット

飲み水としては多少のクセを感じる硬水ですが、料理に使うことで2つのメリットがあります。

  • ミネラルが食材に作用する
  • 調理のクオリティを引き上げてくれる

ミネラルが食材に作用する

硬水に含まれるミネラルには、肉を柔らかくしたり、臭みを消してくれるという作用があります。

そもそも硬水に豊富に含まれているミネラルはカルシウムやマグネシウムです。

これらのミネラルは肉に作用し、肉を柔らかくしてくれます。

また、煮込み料理については、硬水で煮た方が通常の水よりも肉から灰汁(あく)が出ることがわかっています。

灰汁とは肉の臭みの元であり、これがどんどん浮いてくるということはそれだけ肉から灰汁が除去できているということです。

肉を柔らかくして臭みを消すには硬水はうってつけの水と言えます。

調理のクオリティを引き上げてくれる

硬水には、調理のクオリティを高めてくれるというメリットもあります。

硬水に含まれるミネラルには“澱化を防ぐ”という性質があります。

澱化とは、でんぷんを含む食材が熱を加えられることによって糊のようにドロドロとしてしまう現象のことです。

この作用は言い換えれば、でんぷん質の食材の硬さをキープするということにつながります。

湯がき加減が難しいパスタや、パラパラの食感が求められるパエリアにはこの硬水の性質を利用しましょう。

食感を残してくれるため、料理に不慣れな人でも簡単にワンランク上の仕上がりを目指せます。

硬水と相性が良いおすすめの料理

硬水が持つ性質を利用することで、料理がおいしくなるレシピを紹介します。

肉を使った煮込み料理

肉をメイン食材にした煮込み料理は、硬水に向く料理の代表格です。

  • ビーフシチュー
  • ポトフ
  • 豚の角煮
  • テールスープ

ビーフシチュー

ビーフシチューはイギリス発祥の牛肉を使った煮込み料理です。

使われる肉の部位はすね肉やすじ肉であり、いずれも赤身が多く繊維質で硬いお肉です。

煮込むのに硬水を使えば、お肉がよりホロホロとした食感に仕上がります。

ポトフ

ポトフは肉と野菜の入ったフランスの家庭料理です。

お肉は牛肉をはじめ豚肉やソーセージを使います。

野菜も入れますが、どの具材も大きくカットされた状態で豪快に使うというのがポイントです。

肉のサイズが大きくなるほど、柔らかく煮込むのには時間がかかってしまいます。

硬水を使うことで時短しながらおいしく仕上げることが可能です。

豚の角煮

豚の角煮は日本発祥の煮込み料理です。

豚のバラ肉を使い、繊維質や脂質がトロトロになるまで煮込む必要があります。

バラ肉は弱火で長時間煮込めばある程度柔らかくなりますが、硬水を使うことでより柔らかくなります。

テールスープ

テールスープとは牛の尻尾の付け根部分の肉を使った料理です。

使う肉がとても硬いため、こちらも硬水を使ってより手早く柔らかくしていきましょう。

スープ

スープ料理も硬水と相性の良い料理です。

野菜スープ

野菜スープは、人参やタマネギといった香味野菜をはじめ、キャベツや白菜といった葉物野菜、きのこ、お肉を入れて作られます。

メイン食材となる野菜のなかには、ジャガイモや葉物野菜など長時間煮込むことで煮崩れを起こすものがあります。

少しでも煮崩れを防ぐべく、使う水は硬水がおすすめです。

パスタ料理

パスタ料理をはじめ、でんぷんが含まれる食材を使った料理にも硬水がおすすめです。

パスタ

パスタは麺を湯がく際、軟水ではなく硬水を使用することで麺が伸びすぎるのを防いでくれます。

茹で加減が難しい、アルデンテを意識した仕上がりをイメージするならぜひ使ってみてください。

パエリア

パエリアもパスタと同様、でんぷん質が多く含まれるお米をメインに使った料理です。

水を硬水にすれば炊きあがった米がパラパラに仕上がります。

料理の腕や知識がないと作れなさそうなものですが、工夫次第で誰でも簡単に本格的な味が目指せます。

硬水が料理に与える悪影響と注意点

硬水が料理にどのような影響を与えるかを紹介します。

  • ミネラル分が雑味に感じられることも
  • 同じ食材でも味付けによって硬水と軟水を使い分けて

ミネラル分が雑味に感じられることも

硬水にはミネラル成分として、カルシウムやナトリウムがたくさん含まれています。

水道水のほとんどが軟水である日本において、硬水の味わいに慣れているという人はそう多くありません。

ミネラル成分が雑味に感じられることもあるため、必ずしも料理そのものがおいしくなると考えないようにしましょう。

同じ食材でも味付けによって硬水と軟水を使い分けて

硬水を調理に使うなら、同じ食材を使う場合でも何を作るかによって水を使い分けましょう。

例えば、同じ魚を使った料理でも出汁のきいた煮魚が作りたければ軟水を使います。

逆に、香辛料やニンニクを使ったスパイシーな魚料理を作る際は硬水がおすすめです。

このように、同じ食材であっても味付けによって水を使い分ければ、より短時間でおいしい料理が作れるようになるでしょう。

まとめ

硬水は、普段から軟水を飲んでいる私たち日本人にとっては不慣れな味です。

しかし、独特な味わいを生み出すミネラルには、肉を柔らかくしたり臭みを取るといった働きがあります。

でんぷんがドロドロとした糊状になることも防いでくれるため、パスタ料理やお米料理といった幅広いレシピに活用できます。

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