スーパーで提供している水は、水道水に含まれている塩素や農薬、ヒ素などの有害物質を約99%除去しているため、年代を問わず安心して飲める水です。しかし、実際に使用する際には、使用期間や衛生面に注意を払う必要があります。
当記事では、スーパーで提供している水の種類や利用するメリット・デメリットなどを紹介します。また、スーパーで提供されている水と水道水との違いについても詳しく解説します。毎日の水選びにぜひお役立てください。
【この記事はこんな方におすすめです】 |
目次
スーパーの無料の水は主に2種類
スーパーに置いてある無料サーバーの水は、以下の2種類の場合が多いです。
- RO水
- アルカリイオン水
置いてある水の種類はスーパーによって異なるため、お目当ての水がある人はボトル購入前に確認することを推奨します。ここでは、それぞれの水の特徴について説明します。
RO水
ほとんどのスーパーは、RO水(アールオー水)を無料提供している場合が多いです。RO水とは、RO膜でろ過した水のことを言います。
RO膜は水分子以外を通さない0.001ミクロンの超微細なフィルタ―ため、99%程の不純物を除去し、限りなく純水に近い水を造水します。水道水に含まれている塩素やダイオキシン、ヒ素、農薬なども除去し、安全な水を作ることが特徴です。
しかし、水の味を良くするミネラルも除去されるため、味がなくあまり美味しくないと感じる人も少なくありません。そのため、販売用のRO水(別名ピュアウォーター)は、味を良くするミネラルを後から添加している場合もあります。スーパーの無料のRO水とペットボトルで販売されているRO水とでは「味が異なる」と感じる人もいるでしょう。
アルカリイオン水
アルカリイオン水を提供しているスーパーもあります。アルカリイオン水とは、アルカリイオン整水器を使って、水酸化物イオンや陽イオンなどの割合を高くした「弱アルカリ性の水」のことです。
アルカリイオン水を定期的に飲むと、下痢や消化不良などの症状をやわらげる効果が期待できると言われています。また、RO水では除去されてしまうミネラルを含んでいるため、美味しく飲めることが特徴です。
スーパーの無料の水を使用するメリット3つ
スーパーの水を使用する主なメリットは3つあります。
- 不純物が取り除かれて安全性が高い
- 無料のためお財布に優しい
- ペットボトルのゴミが出ない
メリットを把握しスーパーの水を利用するのかを決めるヒントにしてください。それぞれ詳しく解説します。
不純物が取り除かれていて安全性が高い
スーパーの無料の水は、不純物が取り除かれていて安心感が高いことが特徴です。日本の水道水は安全ですが、不純物を完全に除去しているわけではありません。さらに、家の給水タンクや給水管が錆びていたり汚れていたりする場合、さびや汚れが水に混ざる可能性も否定できません。
スーパーで提供されている水であれば、不純物が除去されている上、給水タンクや給水器のさびや汚れを心配する必要がなく安心です。水の安全性を追求する場合は、水道水よりもスーパーの水のような精製水が適しています。
無料のためお財布に優しい
無料で水を利用できることも大きなメリットです。普段から水をペットボトルで購入している人にとっては、嬉しい節約になるでしょう。また、ペットボトル水を利用していない人にとっても、スーパーの水を利用することで水道代を節約できます。
水は料理、飲水だけではなく、お風呂、掃除、洗濯など毎日の生活に欠かせないため、少しでも節約できるのは嬉しいポイントです。
ペットボトルのゴミが出ない
メリットの3つ目は、ペットボトルのゴミを削減できることです。定期的にボトル水を購入している場合、ペットボトルのゴミは予想以上に早く溜まります。
専用ボトルを使ってスーパーの水を給水すれば、ペットボトルのゴミ出しの負担が減ります。さらに、プラスチック削減に貢献でき、環境にいい生活ができることもポイントです。
スーパーの無料の水を使用するデメリット5つ
ここではスーパーの水を利用する5つのデメリットを紹介します。安全のために選んだ水も、使用状況によってはデメリットになる可能性があります。
実際に利用する前に、デメリットについてもしっかりと把握しておくことが重要です。
痛みやすい
RO水には消毒用の塩素がほとんど含まれておらず、痛みやすいことが特徴です。保存期間の目安は以下の通りです。
飲料用の場合:常温で1日・冷蔵庫保存で3日
調理用の場合:常温で3日・冷蔵庫保存で7日
また、RO水は菌が混入すると繁殖しやすい特徴があります。水を給水する際に空気中の細菌に触れないようにしたり、ボトルを清潔に保ったりすることが重要です。スーパーの水を利用する際は、衛生面に注意し、期間内に必ず使い切るようにしましょう。
サーバーが清潔か分からない
サーバーが清潔か分からない点もデメリットとして挙げられます。サーバーが清潔かどうかは、スーパーの清掃状況によって異なるでしょう。
また、スーパーの管理が行き届いていたとしても、他の使用者のボトルが汚れていれば、サーバーに菌が付着する可能性もあります。さらに、吸水口に人の手や衣服が触れれば、雑菌が付くこともあるでしょう。
不特定多数が利用するサーバーは、水の安全性が高くても、清潔かどうかは一概に判断できません。
メンテナンス状況が分からない
メンテナンス状況が明確に分からない点もデメリットの1つです。一般的にサーバーのメンテナンスは、スーパーが行う外部メンテナンスと、業者が行う内部メンテナンスの2つがあります。
両方のメンテナンスがしっかりとされているのかはRO水の品質に大きく関わるため、メンテナンス状況が分からない点はデメリットでしょう。
持ち運びに適さない
スーパーの水の専用ボトルは、2L〜4L程の大きさが一般的です。買い物の品物がある場合は、持ち運びが大変と感じるでしょう。スーパーの水を利用する日は、車や自転車を利用するなど、持ち運びに考慮する必要があります。
ミルク作りに適さない
スーパーのRO水を赤ちゃんのミルクに使うことは推奨しません。本来、RO水は塩素や不純物が除去されていてミルク作りに最適です。しかし、スーパーのサーバーや再利用しているボトルの衛生状況に不安がある場合は使用しないほうがいいでしょう。
粉ミルクは栄養価が高く、殺菌が繁殖しやすいため特に注意が必要です。
RO水を使うと料理は美味しくなる?
スーパーの無料の水であるRO水は、料理と相性がよい水です。RO水は、硬度の成分であるカルシウムやマグネシウムを除去しているので、日本の料理に適した超軟水です。RO水を使って料理を作ると、下記のようなメリットがあります。
- 出汁のうまみを引き出す
- 素材の持ち味を損ないにくい
- 水道水にある独特なカルキ臭がなく、お米が美味しく炊きあがる
- 野菜に含まれるビタミンやその他の栄養素を阻害しない
不純物をほとんど含まないRO水は、素材や食材そのものの味・匂いを最大限に引き出し、美味しい料理に仕上げてくれます。健康管理のために塩分や糖分、化学調味料の使用を減らしたいと考えている人にとっても、RO水は最適な水でしょう。
保存期間が過ぎてしまったスーパーの水の使い道は?
保存期間が過ぎてしまった時のスーパーの水の使い道を紹介します。実際に口に入れることが心配でも、RO水やアルカリイオン水はさまざまな場面で有効利用できます。主な使い道は以下の通りです。
- 植物の水やりに使う
- 掃除用の水として使う
- 寝ぐせ直しや整髪に使う
RO水やアルカリイオン水は、不純物が取り除かれているため、植物や人の身体の組織に浸透しやすい特性があります。また、ガラスや窓ふきなどに使用すると拭き跡が目立ちにくく、きれいに仕上がります。口にすることが不安な場合は、他の用途で活用してみてください。
まとめ
スーパーにはRO水やアルカリイオン水などの安全な水が無料で置いてあります。特にRO水は、99%程の不純物を除去しているため、年代問わず安心して飲めることがポイントです。また、料理を美味しくするため、家庭用の水として利用するのにおすすめできます。
しかし、スーパーの水を使用する際は、保存期間や衛生面に注意することが重要です。
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