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お米の水の量、正しい計算方法と目盛りの見方
お米の水の量、正しい計算方法と目盛りの見方

お米の水の量、正しい計算方法と目盛りの見方

2023.03.26 SHINE+

お米を炊くときに迷ってしまう水の量。硬めや柔らかめなどの好みで炊きたいときにも、水の量は調整が必要です。実際に、お米の種類や好みによって適切な水の量は異なりますし、計る方法によっても正確性が異なります。

本記事では、お米と一緒に入れる基本的な水の量と正しい計算方法を紹介します。加えて、目盛りの見方や、計量カップ等がないときに便利な方法にも触れますので、ぜひ最後までご一読ください。

【この記事はこんな方におすすめです】

  • お米を美味しく炊きたい人
  • 好みに合わせて水を調整したい人
  • お米の種類に合わせた水の量を知りたい人

お米1合に対して何ccの水が必要か

お米を炊く際に必要な水の量は、1合に対して1.2〜1.5倍の200cc程度の水が適量です。

また、お米の種類によっては、水の量を変える必要がある場合もあります。例えば、白米よりも玄米の方が水を吸収しやすいため、1合に対して1.5倍以上の水である300cc程度が目安です。

ここからは、以下に挙げたお米の種類ごとに必要な水の量を紹介します。

  • 普通精米
  • 無洗米
  • 新米
  • 玄米
  • 雑穀米
  • もち米

普通精米

普通精米を使ってお米を炊く場合、1合の場合は200ccの水を使用し、2合は400cc、3合は600ccの水が目安です。また、硬めや柔らかめなどの好みがある際には、水分量を調節しましょう。

硬め

・1合:180cc

・2合:360cc

・3合:540cc

普通

・1合:200cc

・2合:400cc

・3合:600cc

柔らかめ

・1合:230cc

・2合:460cc

・3合:690cc

後に紹介するお米の種類は、この普通精米で紹介した水の量を基準としています。

無洗米

無洗米の場合は、1合あたり230cc程度の水が目安です。普通精米は研いでいるときにお米が水を吸いますが、無洗米はお米を研ぐ工程がありません。

また、無洗米を柔らかめに炊くなら1合当たり210ccを基準にし、硬めなら260ccといったようにお好みの硬さで炊き上がるよう調整してください。

新米

新米は、まだ収穫されてから時間が経っていないため、高い水分を含んでいます。加えて、研ぐ工程によって水分がさらに含まれることも踏まえた水分量を考える必要があります。

炊飯をする際は、1合あたり180ccを目安に水の量を少し減らして炊いてみましょう。

玄米

玄米はお米の量に対して1.7倍程度の水を使う必要があり、約270〜300ccが目安です。これは、種皮に包まれているため、水を吸収するまでに時間がかかるためです。

炊飯をする前に、玄米を6〜8時間ほど水に浸してから炊くと、より美味しく炊けます。

雑穀米

雑穀米に必要な水の量は、普通精米で必要となる約200ccに加えて、入れた雑穀の重さの2倍を追加します。例えば、雑穀を25g入れるなら50ccを追加して、全体で250ccとなるといった形です。

雑穀は水洗いする必要がないため、普通精米を研いでから必要量の水と一緒に投入しましょう。30分程度だけでも吸水させると、炊き上がりがふっくらと仕上がりやすくなります。

もち米

もち米の場合の水の量は、1合に対して約180mlが目安です。もち米には水溶性食物繊維が豊富に含まれており、水分の一部をサポートしてくれます。

一見、少ないように見えますが、入れすぎるとベタベタしてまとまりが悪くなるので控えめにしましょう。

お米の水の量がひと目でわかる早見表

使用するお米によって、炊飯に必要な水の量が変わります。ここまでに紹介したすべての種類ごとに必要な水の量をまとめておきますので、ぜひ参考にしてください。

 

1合

2合

3合

普通精米

200cc

400cc

600cc

無洗米

230cc

460cc

690cc

新米

180cc

360cc

540cc

玄米

270cc

540cc

710cc

雑穀米

(雑穀25g)

200cc+50cc

雑穀の量×2倍追加

400cc+50cc

雑穀の量×2倍追加

600cc+50cc

雑穀の量×2倍追加

もち米

180cc

360cc

540cc

いずれの場合においても、硬め・柔らかめに炊飯するなら1合当たり20〜30ccを増減してください。

お米の水の量を計りたいときは米の目盛りカップを使う

お米の水の量を計りたいときは、お米の目盛りカップを使うと便利です。大抵の場合は、水分量の目盛りと一緒に刻まれています。お米1合はおよそ180mlですから、すり切り一杯に少し足すだけで問題ありません。

反対に、お米の量を測る際には、180cc(ml)の計量カップにすり切り一杯で1合を計れます。重さで調べる場合には1合は約150g、市販の紙コップは200mlの規格が多いことからやや少なめに計るだけですので試してみてください。 

お米を炊くための水加減を掴むコツ

お米を炊くための水加減を掴むコツとして、以下の2つを紹介します。

  • 指の関節で計る
  • 手のひらで計る

慣れてくると目分量で入れられますが、計量カップがないときにも使える方法なので参考にしてください。

指の関節で計る

お米の水の量を指の関節で計る場合は、人差し指の第一関節までお米を入れたあと、同様の方法で水を入れるだけです。水を入れるときには、お米の上から人差し指の第一関節までなので、釜の底から計らないよう注意してください。

なお、この方法は個人差があるほか、状況によってはどちらか一方が多すぎるといったことが起きるので最終手段にしておきましょう。

手のひらで計る

お米の水の量は、平らにならしたお米の表面に手のひらをつけて、手の甲関節あたりまで水が入っている状態にするだけです。手首まで入れると、柔らかめに炊けます。

人によって手の大きさが異なるものの、コツを掴めば「何合入れたか忘れた」ときにも便利です。なお、他にもおたまや重量で計る方法もあるので、いつでも使える方法は一つでも用意しておくと安心でしょう。

美味しいお米を炊くための研ぎ方4ステップ|覚えておきたい注意点も

お米を炊くときの水の量を出す計算式

お米を炊くときの水の量を出す計算式は、「お米の量(g) × 1.2〜1.5倍」です。例えばお米の量が180gであれば、180g × 1.2 = 216cc、180g × 1.5 = 270ccとなり、水の量は216cc〜270ccが目安となります。

なお、お米の種類によっても水の量が変わります。米粒が大きい米や、炊きやすい米などは、お米の量に対して水の量を少なくしても炊けますから、お米の種類によって水の量を調整しましょう。

お米に対する水の量は好みに合わせて問題なし

お米に対する水の量は、厳密に定められているものではありませんので、料理や好みによって変更できます。加えて、お米の種類や炊飯器によっても水の量が若干ながら異なりますので、様子を見ながら調整しましょう。

何度も繰り返して自分好みの炊き方を見つけられたら、チャーハンといった料理に合わせた炊き方も覚えると料理の幅を広げられます。

まとめ

お米を炊くときの水の量は、お米の種類や品質によって異なります。主な水の量は、以下の表を参考にしてください。

 

1合

2合

3合

普通精米

200cc

400cc

600cc

無洗米

230cc

460cc

690cc

新米

180cc

360cc

540cc

玄米

270cc

540cc

710cc

雑穀米

(雑穀25g)

200cc+50cc

雑穀の量×2倍追加

400cc+50cc

雑穀の量×2倍追加

600cc+50cc

雑穀の量×2倍追加

もち米

180cc

360cc

540cc

また、より美味しくお米を炊きたいときには、ウォーターサーバーの水を使うのもおすすめです。

例えば、シャインウォーターで水道水に含まれるカルキ等の不純物を取り除いた水を使えば、雑味を抑えて炊き上げられます。手軽に導入できますので、ぜひチェックしてみてください。

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