冷たい風に思わず首をすくめる季節、温かい鍋物はご馳走ですね。作る人にとっては調理時間が短い、うれしいメニュー。今回は体が温まるカレー鍋をご紹介します。ポイントはニンニク、生姜、カレー粉などを先に炒めて、シャインウォーターのお水でスープを作ること。鶏肉はグリルで表面に焦げ目をつけ、余分な油を取り除くこと。あとはスープに鶏肉、野菜を加えて煮込み、出来上がり。お肉は豚肉や餃子、ソーセージもおすすめ。そして〆にはうどんやご飯を。最後までおいしく楽しめますよ。
材料(2〜3人分)
- ・鶏もも肉1枚(250g)
- ・ベーコン50g
- ・白菜1/4株(200g)
- ・長ネギ1本
- ・玉ねぎ小1個
- ・しめじ、舞茸、生しいたけなど
好みのきのこ合わせて200g - ・春菊80g
- ・塩・胡椒少々
- ・サラダ油大さじ1
- 【スープ】
- ・ニンニク1片
- ・生姜1片
- ・長ネギの先の青い部分少々
- ・赤唐辛子1本
- ・カレー粉大さじ2
- ・味噌大さじ2
- ・鶏ガラスープの素大さじ1
- ・トマトジュース200ml
- ・水600ml
(トマトジュースの代わりにケチャップ大さじ2、水800mlでもOK) - ・水溶き片栗粉(片栗粉大さじ1、水大さじ3)
作り方
1.鶏もも肉は一口大に切り、塩・胡椒をふる。グリル又はフライパンで肉の表面に焦げ目をつける。
2.鍋にサラダ油を入れ、中火にかける。みじん切りにしたニンニクと生姜、ネギの先、赤唐辛子1本を炒める。次に、くし形切りの玉ねぎ、細切りにしたベーコンを炒め、カレー粉を加え炒める。水に鶏ガラスープの素、トマトジュース、味噌を合わせて加える。
3.「1」の鶏肉を加え、蓋をして10分ほど煮る。アクが出たら取り除く。
4.「3」に野菜ときのこを加え、蓋をして5分ほど煮る。水溶き片栗粉をまわしかけ、とろみをつける。お好みでカレー風味が増すクミンシード、ピリッとする黒胡椒を加えるのもいいですね。
料理研究家 黒田 民子(くろだたみこ)
旬の家庭料理や、保存食を手作りする楽しさを紹介。著書に『やさしい保存食と自家製レシピ』(主婦の友社) 他。週刊朝日でレシピ記事連載中。