いつでも店先に並んでいるきのこ類ですが、特に秋はおいしい季節。天然の椎茸などきのこ狩りに行く楽しみもありますね。今回はその香りと風味を楽しむ炊き込みご飯のご紹介です。
ポイント
1.お米はシャインウォーターで洗う。
2.きのこの風味を生かすには塩加減が大切。基本は、米1カップに塩小さじ1/2。塩の代わりに醤油を使うときは、醤油大さじ1と覚えておくと便利。炊き込みご飯を白く炊くときは塩を。色味のついたご飯には醤油を。塩と醤油を合わせても風味があります(今回はこちら)。
3.きのこ類は水で洗わず、汚れは布巾で取り除きます。
4.米がふつふつと煮立ったところで蓋を開け、きのこを加えると香りと風味よく仕上がりますよ。
材料(4人分)
- ・米3カップ
- ・水3カップと酒大さじ3
- ・醤油大さじ2
- ・塩小さじ1/2
- ・出汁昆布5cm
- ・生椎茸3枚
- ・しめじ70g(生椎茸と合わせて100~120gほど)
- ・きのこの下味(醤油、酒、各小さじ1と1/2)
下準備
1.米は洗い、ざるにあげ水気を切り、30分ほどおく。
2.水に出汁昆布、酒、醤油、塩を合わせておく。
3.生椎茸は乾いた布巾で汚れを取り、石づきを取って5mm幅に切る。しめじも石づきを取り、小房に分ける。醤油と酒で下味をつける。
作り方
1.釡に下準備時の「1」の米、「2」の調味料の入った水を加えごはんを炊く。
2.先ほど作った「1」の米がふつふつと煮立ったら、下準備時の「3」のきのこ類を加える。
3.炊き上がったら、上下を返し蒸らし、具を均等に混ぜ合わせる。
※昆布は刻んでご飯に混ぜ合わせても美味しいですよ。ご飯が残ったら、まだ温かいうちにおにぎりにして海苔を巻いて翌日のお弁当にしましょう。
料理研究家 黒田 民子(くろだたみこ)
旬の家庭料理や、保存食を手作りする楽しさを紹介。著書に『やさしい保存食と自家製レシピ』(主婦の友社) 他。週刊朝日でレシピ記事連載中。