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硬水とは?軟水との違いや飲むメリット・デメリットを解説!
硬水とは?軟水との違いや飲むメリット・デメリットを解説!

硬水とは?軟水との違いや飲むメリット・デメリットを解説!

2023.07.10 SHINE+

本記事では、硬水と軟水の違いや日本で硬水が少ない理由について詳しく紹介していきます。

さらに、硬水を飲むことのメリットやデメリットにも触れているので、ぜひ参考にしてください。

【この記事はこんな方におすすめです】

  • 硬水とは何か
  • 軟水との違いを知りたい
  • 健康に気を遣いたい

硬水とは?

硬水は、水中に溶け込んでいるミネラル成分が比較的多い水のことを指します。

主なミネラル成分には、カルシウムやマグネシウムが含まれています。

これらのミネラル成分は、地下水や井戸水などの自然水源から水が取得される際に、地中の岩石や土壌からの浸透によって溶け込むことで形成されます。

硬水は一般的に、飲料水や家庭で使用する水として利用されますが、その特性によって様々な影響を及ぼすこともあります。

軟水との違い

軟水とは、硬水とは対照的に、ミネラル成分が比較的少ない水のことを指します。

主な成分はナトリウム、カリウム、マグネシウムなどで、硬水に比べて溶け込んでいるミネラルの濃度が低いため、一般的に「柔らかい」と表現されます。

硬水と軟水の最も明確な違いは、ミネラル成分の濃度です。

硬水にはカルシウムとマグネシウムなどが含まれている一方、それらの成分が少なめです。

これにより、硬水は軟水と比較して飲み物や調理に使用した際に若干の違いが生じます。

一つの違いは、硬水が石鹸と反応して「石けんカス」と呼ばれる物質を生成することです。

石けんカスは、洗浄力を低下させ、洗剤の使用量を増やす原因となります。

一方、軟水はこのような現象が起こりにくく、洗剤の効果を最大限に引き出すことができます。

また、硬水は沈殿物やスケールの形成を引き起こす傾向があります。

特に、湯沸かし器や給湯器などにおいて、カルシウムとマグネシウムが熱によって固化し、スケールを形成することがあります。

これにより、機器の効率が低下し、故障の原因となる可能性もあります。

一方、軟水はこれらの問題が起こりにくいため、給湯器や洗濯機などの家電製品の寿命を延ばすことができます。

また、軟水は飲み物や料理において、素材の味を引き立てる効果があります。

総じて言えば、硬水と軟水はそれぞれ特性が異なるため、使用する用途や個人の好みに応じて選択することが重要です。

硬水はミネラルを摂取するには効果的な水ですが、洗浄効果や家電製品の寿命に影響を与える可能性もある一方、軟水は石けんの効果を最大限に引き出すことができる利点があります。

日本で硬水が少ない理由

日本は、一般的に硬水が少ない地域として知られています。この現象には、いくつかの理由が存在します。

まず一つ目の理由は、地質的な要因です。

日本は火山性の地形が多く、地下水は主に玄武岩や安山岩といった火山岩によって濾過されます。

これらの岩石は一般的に酸性の性質を持ち、ミネラル成分をあまり含まないため、硬水が形成されにくくなります。

さらに、日本の水道水処理システムも硬水の形成を抑制しています。

日本の水道水は、一般的に浄水場でろ過や消毒が行われ、ミネラル成分の除去が行われます。

このプロセスによって、硬水を含む地下水からミネラル成分が取り除かれ、軟水に近い水質となることが多いです。

しかしながら、全ての地域で完全に硬水が存在しないわけではありません。

地球上の地下水の成分は地域によって異なりますので、日本の一部地域では硬水が見られることもあります。

また、一部の地域では硬水を好む方もいらっしゃるため、ミネラルウォーターや専門店で硬水を購入することも可能です。

まとめると、日本で硬水が少ないのは地質的な要因、水道水処理システムなどの組み合わせによるものです。

これによって、日本では一般的に軟水が利用され、硬水の需要は比較的低い傾向にあります。

硬水を飲むメリット

硬水を飲むことには、健康や身体の調子に対してさまざまなメリットがあります。

硬水は、ミネラル成分が豊富に含まれており、その特性によって様々な効果が期待されます。

以下では、硬水を飲むことのメリットについて詳しく見ていきましょう。

動脈硬化の予防が期待できる

硬水には、カルシウムとマグネシウムといったミネラル成分が豊富に含まれています。

これらのミネラル成分は、動脈硬化の予防に役立つとされています。

体内でカルシウム成分が不足すると、骨などからカルシウムを血液中に流します。

その流出が過剰になると、カルシウムが血管壁に付着して、動脈硬化を引き起こし、心筋梗塞や脳梗塞の発症リスクが高くなります。

また、マグネシウムは血液をさらさらにする効果があると言われています。

硬水を飲むことによって、これらのミネラル成分を摂取することが可能です。

適切な量のカルシウムとマグネシウムの摂取は、動脈硬化の予防や心血管系の健康を促す効果が期待されます。

便秘解消につながる

硬水には、ミネラル成分に加えて消化をサポートする成分も含まれています。特に、カルシウムとマグネシウムは便秘解消に効果的です。

マグネシウムは、腸内の水分バランスを調整し、便の柔軟性を高める働きがあります。

これによって、便秘の解消や排便の頻度を改善することができます。

硬水を積極的に摂取することで、マグネシウムを効果的に補給し、便秘の緩和に役立てることができます。

脂肪が燃焼しやすくなる

硬水に含まれるカルシウムは、脂肪の代謝を促進する働きがあります。

カルシウムの適切な摂取は、体内の脂肪の燃焼を助け、体重管理やダイエットに有益です。

カルシウムは、脂肪細胞内での脂肪吸収を抑制する作用があります。

さらに、カルシウムの摂取によって、体内のカルシウム濃度が適切に保たれます。

この状態では、脂肪細胞が脂肪を分解しやすくなり、エネルギーとして燃焼しやすくなるのです。

硬水を飲むことで、カルシウムの適切な摂取をサポートし、脂肪の代謝を活性化させることができます。

この効果は、健康的な体重管理や脂肪燃焼効果を求める方にとって、重要なポイントとなるでしょう。

まとめると、硬水を飲むことにはいくつかのメリットがあります。

動脈硬化の予防、便秘解消、脂肪の燃焼促進などが挙げられます。しかし、個人の体質や健康状態によっては、硬水の摂取に制限がある場合もあります。

健康やダイエットに関心がある方は、医師や栄養士と相談し、自身に合った水の摂取方法を見つけることをおすすめします。

硬水を飲むデメリット

硬水には、ミネラル成分が豊富に含まれており、健康に対してさまざまなメリットがあります。

しかし、一方で硬水を飲むことにはいくつかのデメリットも存在します。以下では、硬水を飲む際のデメリットについて詳しく解説します。

お腹が緩くなる場合がある

硬水には、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分が豊富に含まれています。

一部の人にとって、これらのミネラル成分が過剰に摂取されると、お腹が緩くなることがあります。

特に、カルシウムの過剰摂取は下痢や軟便の原因となる場合があります。

ただし、個人の体質や摂取量によって影響は異なります。

一般的に、健康な成人の場合、適切な量の硬水を摂取しても問題は起こりません。

しかし、お腹の弱い方や既にカルシウムやマグネシウムを十分に摂取している方は、硬水を過剰に摂りすぎないように注意することが必要です。

人によっては飲みづらさを感じる

硬水は一般的に、軟水に比べてミネラル成分が豊富であるため、独特の味や飲みごたえを持っています。

そのため、一部の人にとっては硬水を飲むことが苦手であり、飲みづらさを感じる場合があります。

硬水の味や飲みごたえは個人の好みによっても異なります。

硬水の味に慣れていない場合や、軟水の味に慣れ親しんでいる場合には、初めは硬水を飲むことに抵抗を感じるかもしれません。

しかし、慣れることで硬水の味や飲みごたえを楽しむこともできます。

また、硬水を使用する場合でも、他の飲み物との組み合わせや調整をすることで飲みやすさを高めることもできます。

また、赤ちゃんに飲ませるのは硬水ではなく軟水を上げるのがおすすめです。

硬度の高い水を与えてしまうと、消化器官が未発達な赤ちゃんは、ミネラルを分解、排出するのが上手くできないため消化不良を起こす可能性があります。

まとめると、硬水を飲む際にはお腹が緩くなる可能性や飲みづらさを感じる場合があることを認識しておく必要があります。

個人の体質や好みによって影響は異なるため、自身の体の反応を注意深く観察し、摂取量や飲み方を調整することが重要です。

まとめ

本記事では、硬水と軟水の違いについて説明しました。

また、日本で硬水が少ない理由について解説しました。

さらに、硬水を飲むメリットとして、動脈硬化の予防効果や便秘解消、脂肪の燃焼促進について述べました。

一方で、硬水を飲む際のデメリットとして、お腹が緩くなる場合や飲みづらさを感じることがあることを指摘しました。

硬水の摂取には個人の体質や健康状態に合わせた注意が必要です。

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