自然災害が起こった時、水はとても貴重なものとなります。
しかし、いざ災害が起こってから備蓄品を用意しようと思っても、手遅れになってしまうこともあります。
そこで、今回はウォーターサーバーの水を災害備蓄品として活用することで、備えられる方法について解説します。
この記事で紹介する方法を参考に、災害に備えて備蓄を始めてみてください。
【この記事はこんな方におすすめです】
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災害時の備えにウォーターサーバーの水が使える
ウォーターサーバーの水は、災害時の備蓄品として非常に使いやすいと言えます。
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災害時に水は非常に貴重なものとなる
私たちの生活は、飲料・炊事・生活用水に至るまで水なしでは成り立ちません。
災害時は、喉の渇きを潤す、健康状態を維持する、衛生状態を保つためにも水が必要となります。
食べ物が食べられなくとも水分さえとっていれば人間の体は生命を維持できます。
災害時にどれだけ水が貴重なものとなるか、今一度認識を改めておきましょう。
防災備蓄品には必ず水を用意しよう
防災備蓄品には必ず水を用意するようにしましょう。
家族がいるなら家族の人数分、最低でも3日分の生活用水と飲料用水を確保できるようにしておいてください。
農林水産省の「緊急時に備えた家庭用食料品備蓄ガイド」によれば、飲み水は一日に1リットル、生活用水は理想を言えば一日に10リットル〜20リットル必要とされています。
防災備蓄品には、最低でも大人1人につき1日3リットル分の水を用意しておきましょう。
ウォーターサーバーの水はローリングストックにぴったり
ウォーターサーバーの水は、水が届けられる仕組みやサーバー本体の構造上、ローリングストックにぴったりです。
まず、ボトリングされた水が届くタイプのウォーターサーバーの場合、大容量の水が定期的に自宅に届きます。
未開封のボトルを備蓄品とし、賞味期限の短いものから順番に使って行けば自然とローリングストックができます。
水道水を注いで使うタイプのウォーターサーバーも、常に水を満タンにするように心がければ災害時に飲み水として活用できます。
常温の水は持っても2日程度なため、残り1日分の水だけは別の方法で確保するようにしましょう。
災害時にウォーターサーバーが使える理由
災害時にウォーターサーバーが使えると言われる理由は下記の5つです。
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水の種類によっては保存がきく
ウォーターサーバーに使われる水の中でも、RO水は特に賞味期限が長く設定されているため災害備蓄品向きです。
また、お伝えしたとおりウォーターサーバーの水にはローリングストックがしやすいという特徴があります。
比較的賞味期限が短いものであれば6ヶ月しか猶予がありませんが、常に古いものを使って新しい水を補充していくため、賞味期限が短いことが直接問題になることはないでしょう。
電源いらずで水を出せる機種がある
ウォーターサーバーの中には、停電が起こった際にも水が出せる機種が存在します。
コック式やレバー式と言われる手動で水を出すタイプのウォーターサーバーは、電気が使えなくとも水を出せます。
ウォーターサーバーを選ぶ際はスタイリッシュな見た目で選ぶ人が大半でしょうが、災害時の備えを意識するなら水の出し方については注意が必要です。
独自の配送ルートを持つ業者は防災面でも高ポイント
メーカーが空きボトルを回収しに来るタイプの業者は、災害時に独自ルートで水を配送してくれる場合があります。
もちろん、周辺道路が寸断されていない、ウォーターサーバーのメーカーが被災していないというような前提条件の下ではありますが、万が一の時に水が手元に届くことはどれほど心強いでしょうか。
水が供給される安心感に魅力を感じるなら、リターナブル(ガロン)ボトルを採用するメーカーを選ぶことをお勧めします。
上置きタイプのデザインならさらに安心
水のタンクが上にあるタイプのウォーターサーバーは、水を出すのに電気を必要としないため災害時でも使い続けられます。
停電してしまった場合でも水が飲めるため、ボトルやタンクを取りだすような作業をせずとも衛生的かついつも通りに水が使えます。
容量が多い
ウォーターサーバーの多くは、水のボトルないしタンクの容量が多いことが特徴としてあげられます。
例えば、定期的に水を配送するワンウェイボトル式のウォーターサーバーの場合、1本当たりの容量は12Lです。
サーバーの上部にタンクが付いているウォーターサーバーも、タンクだけで5リットル・冷水タンクに2リットル・温水タンクに1.9リットルと約9リットルもの水をストックしておけます。
ボトルにしてもタンクにしても容量が多いため、災害時も安心できるでしょう。
持ち出し用に容量の少ないボトルを選ぶことも可能
ウォーターサーバーのなかには7リットルのボトルを用意しているメーカーがあります。
理由としては、被災した際も持ち出しやすくなるべく容量が多くなるサイズとして考案されたとあります。
考え方次第ではありますが、こうしたバリエーションがあることもウォーターサーバーの魅力です。
災害時にご自身が一番安心できるメーカーを選ぶようにしましょう。
防災を意識した仕様のウォーターサーバー
ウォーターサーバーの中には、備蓄水として活用できるだけではなく、災害時にボトルを使って水を飲むことに困らないようなツールを用意しているメーカーが存在します。
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非常用コック
非常用コックとは、ウォーターサーバーのボトルにアタッチメントを直接刺し、水が飲めるようにする部品のことです。
停電や故障でウォーターサーバーが使えなくなった場合でも、この非常用コックがあればボトルから水が飲めます。
本当の災害時は100均にあるジャグも活用できる
災害時に非常に貴重なものとなる水を使うなら、100均で売っているジャグを活用するのも一つの手です。
貴重な水を余すことなく使えるよう、防災グッズの中に一つ入れておきましょう。
非常用スタンド
非常用スタンドとは、災害時に停電でウォーターサーバーが使えなくなった際も水が使えるように考案されたグッズです。
水の入ったボトルを置いておくスタンドで、コックがついているため水を出すのも簡単にできます。
他の物でも十分代用できますが、災害時の備えとして専用のものを準備するのもおすすめです。
災害に見舞われた場合、ウォーターサーバーはどのように使えばよいのでしょうか。
想定しうる4パターンについて紹介します。
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停電した場合の使い方
災害が起きて停電した場合、ウォーターサーバーを使う手順は以下のとおりです。
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電源を落とす
災害によって停電が起きた場合は、まずウォーターサーバーの漏電や本体の故障を防ぐためコンセントを抜きましょう。
水濡れなどが同時に起こっていると判断できる場合は、素手で掴まないようにしてください。
水を使い切る
停電になった際、ウォーターサーバーの水は開封済み・注いで3日以上たってしまうと衛生上あまりよくありません。
なるべく素早く飲み切るよう心がけ、それでも余った水は飲み水ではなく生活用水に切り替えて使うようにしましょう。
復旧が遅れる見込みの場合は水抜きを
復旧が遅れることが見越される場合は、ウォーターサーバーの水抜きを実施しましょう。
水抜きをすることで、ウォーターサーバー内に雑菌が繁殖するのを防ぎます。
水抜きはコンセントを抜いて熱湯が完全に冷め切ってから行います。
目安としては電源を切ってから6時間が経過したことを確認してからです。
コックやレバーを出しっぱなしにして水を抜いていきましょう。
タンク内に残った水もキッチリと流す必要があるため、それぞれのウォーターサーバーの取扱説明書をよく読んでから行うようにしてください。
復旧した場合の使い方
停電が復旧したら、ウォーターサーバーの電源を入れ直して再起動させましょう。
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電源を入れる
停電によりウォーターサーバーの電源を切ったなら、普及した際にはウォーターサーバーの電源を入れ直しましょう。
起動に必要な操作はメーカーによって異なります。
災害にあってからあれこれ調べるのではなく、取り扱い説明書をよく読み事前にやり方を学んでおくと安心です。
気になる場合はメーカーに相談を
電力が復旧し再度電源を入れた際、故障している部分がないか不安になった場合はメーカーに問い合わせましょう。
ウォーターサーバーの扱い方は各メーカーによって若干異なります。
自己判断で解決せず、操作に迷った場合はきちんとメーカーに確認を入れるようにしましょう。
断水した場合の使い方
断水してしまった場合は、必要な対応をとるようにしましょう。
止水栓は、ウォーターサーバーと水道本管をつなぐバルブです。
止水栓を閉めることで、ウォーターサーバーに水が供給されるのを防ぐことができます。
止水栓の閉め方は、メーカーによって異なります。ウォーターサーバーの取扱説明書に記載されているので、確認してください。
一部の機種は止水栓を閉める必要がある
水道直結型のウォーターサーバーを使っているなら、断水してしまった際は止水栓を閉めるようにしてください。
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結果として、高額な修理費が必要となることがあるので注意してください。
水漏れした場合の使い方
災害時はウォーターサーバーが水漏れを起こしてしまうことも考えられます。
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原因を特定できれば、速やかに対処するだけで済みます。しかし、特定できない場合や、水漏れを止められない場合は、電源を落としてメーカーに連絡しましょう。
電源を落としてメーカーに連絡
ウォーターサーバーに水漏れしている部分を見つけたら、すみやかに電源を抜いてメーカーに相談しましょう。
水漏れが起こった部位によっては、無理に使用を継続すると故障する原因にもなりかねません。
こちらも勝手な判断で使うのではなく、使っても問題ないかメーカーに確認をとるようにしましょう。
災害時のウォーターサーバーとの上手な付き合い方
実際の災害に遭遇した際、ウォーターサーバーとはどのように付き合えばよいでしょうか。
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電源のオンオフは慎重に
ウォーターサーバーは災害時に停電すれば電源を切らなければなりません。
電力が復旧したらしたで、ウォーターサーバーを再起動する必要があります。
こうした作業は慎重に行わなければ感電してしまったり、故障を引き起こしてしまう危険性があります。
災害に遭遇してウォーターサーバーの電源を入り切りする場合は十分に注意してください。
常温水になるため飲み切ることを意識して
災害時でもウォーターサーバーがあれば、飲み水がいくらか確保できるため心に余裕が生まれます。
ただし、停電してしまうとウォーターサーバーの温度はコントロールできません。
常温の水は雑菌が繁殖してしまうため、ウォーターサーバーの水であっても注意が必要です。
既に開封済みのボトルの水や、タンクに注いである水はなるべく早く使い切るようにしましょう。
災害時に必要な水の量を計算しておく
ウォーターサーバーで備蓄水を準備するのであれば、普段から災害時に必要な水の量というものを把握しておくとよいでしょう。
目安は1人1日3リットルです。
最低でも3日分の備えが必要となるため、単身世帯なら9リットル、4人家族であれば36リットルを用意するようにしましょう。
また、同じ人数であっても乳幼児やお年寄りのいるご家庭の場合、備蓄水の量はきもち多めが理想的です。
お住まいの状況や家族構成に応じて量を調整するようにしましょう。
普段からストックを意識しておく
ウォーターサーバーの水で災害用備蓄水を用意するなら、普段からストックについては備蓄水の量を加味して用意するようにしましょう。
ローリングストックすれば水が無駄になることはありません。
災害時の心構え
水の備蓄と合わせて、災害発生時に身を守れるような行動を取れるようにしましょう。
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家族との連絡方法を決め手段を確保しておく
災害時には、停電や通信障害により、家族と連絡が取れなくなる可能性があります。そのため、事前に連絡方法を決め、手段を確保しておくことが大切です。
連絡方法としては、携帯電話、固定電話、インターネット電話、公衆電話などがあります。手段としては、充電器、予備の携帯電話、無線機などがあります。
連絡方法を決めたら、家族全員で確認し、いざというときにすぐに連絡が取れるようにしておきましょう。
持ち出し品や備蓄品の所在を確認しておく
災害時には、数日間自宅に帰れないこともあるため、持ち出し品や備蓄品を用意しておくことが大切です。
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持ち出し品や備蓄品の量は、家族の人数や避難する場所に合わせて準備しましょう。
避難経路や役割を考えておく
災害が発生した場合、避難が必要になる場合があります。
そのため、事前に避難経路を決め、役割分担をしておくことが大切です。
具体的には、避難所までの経路を確認し、家族の中で誰が何を担当するかを決めておきましょう。
また、避難所では、トイレ掃除やゴミ出しなどの役割分担が必要になります。
事前に役割分担をしておくと、スムーズに避難生活を送れます。
まとめ
災害時には、水が非常に貴重なものとなります。
ウォーターサーバーを活用することで、家庭内で十分な水を確保できます。
しかし、停電や断水、水漏れが起こった場合には、正しい対応が必要です。
1人1日3リットルを目安に、最低でも3日分の備えが必要です。
シャインウォーターなら、水道水から綺麗な水を用意できます。災害に備えて、ウォーターサーバーを活用した備蓄を始めましょう。