健康な生活のためには、適切な水分補給が欠かせません。一方で、水分の取りすぎで下痢になった人にとっては、どの程度の量を摂取すべきなのか分からなくなってしまうかもしれません。また、お腹を下しやすい方は、下痢になってしまう不安から、水を飲むことを控えている人も多いでしょう。
そこで今回は、水分の取りすぎで下痢になる要因について解説 します。病院に行くべき症状や、下痢になってしまった場合の対策についてもお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
【この記事はこんな方におすすめです】
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目次
水分の取りすぎ?下痢になる要因
普段と変わらない食生活をしていたにもかかわらず下痢になってしまった場合は、「水分の取りすぎかもしれない」と思う人もいるでしょう。夏場などは適切な水分補給が呼びかけられますが、取りすぎによって下痢になることはあるのでしょうか。
まずは水分の取りすぎで下痢になるのか見ていきましょう。
過剰に水分を摂取した
過剰に水分を摂取すると胃腸に負担がかかり、下痢や軟便を引き起こすケースがあります。健康な人だと1日に排出する便の量は200g以下ですが、過剰な水分摂取により便の中の水分が増加してしまいます。結果として、下痢を引き起こすという仕組みです。
体に合わない水を飲んだ
体に合わない水を飲むと、腹痛や下痢を起こすことがあります。
例えば海外のミネラルウォーターは、日本と比べてマグネシウムが多く含まれています。マグネシウムは重要な栄養素ですが、過剰に摂取すると下痢を引き起こすため、人によっては体質に合いません。
また、細菌やウイルスが発生した水を飲むと、下痢につながります。日本ではほとんど起こらないケースではありますが、海外旅行の際は注意が必要です。
冷たい水を飲んだ
冷たい水を飲みすぎると、胃腸機能が低下し、冷えによる下痢や腹痛を起こすといわれています。夏場は冷たいものを摂取する機会が多くなるので、体を冷やしすぎないようにしましょう。
水分の取りすぎによる症状
水分の取りすぎによる症状は、水中毒とも呼びます。水分の取りすぎによる体調不良は、脱水症状に比べて広く知られていないため、思わぬ事故にもつながります。主な症状は下記の通りです。
- 疲労感
- 頭痛
- 錯乱
- 昏睡
- 下痢
熱中症を防ぐために水分を多くとりすぎると、かえって水中毒になってしまうケースもあります。水の飲みすぎで体調に変化が現れた場合は一度手を止めて、落ち着くまで様子を見ましょう。
下痢になったときの対策
下痢を起こしたときは、普段と同じ食生活は避けるべきです。胃腸を休めた上で、安静にする必要があります。ただ、普段は健康な人であるほど、どのような生活を送るべきか分からないかもしれません。
この項目では、下痢になったときに有効と言われている対策を5つ解説します。
消化の良いものを食べる
下痢になってしまったときは、消化の良いものを食べることが重要です。下痢になった際に適している食べ物は、下記の通りです。
- おかゆ
- うどん
- すりおろしたりんご
- ヨーグルト
- バナナ
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下痢になると体力が消耗するので、栄養補給のためにきちんと食事をとりましょう。
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刺激物を避ける
下痢になってしまった際は、消化の良いものを食べる一方で、刺激物を避けることも重要です。消化吸収に悪い食べ物は、控えましょう。
- ラーメン
- お菓子
- 玄米
- 生野菜
- そば
麺類は消化に良いイメージがありますが、そばは例外なので注意してください。味の濃い食べ物を摂取すると回復が遅れてしまうため、しばらく我慢しましょう。
体を温める
冷たい水によって下痢を起こしている際は、体を温めてください。具体的には、下記の行動が有効です。
- 腹巻やカイロを使用する
- ゆっくり入浴する
- 温かい飲み物や食べ物を摂る
体の内側と外側の両方から、温めていきましょう。
治療が必要な場合は病院へ行く
激しい腹痛や嘔吐があるなど、治療が必要な場合は速やかに病院を受診しましょう。
具体的なほかの症状は、下記の通りです。
- 発熱
- 便に血が混ざる
- 下痢が1か月以上続
- 体重が急激に減少する
特に食中毒の疑いがある場合は、他人への感染を防ぐため早めに受診してください。
適切な水分補給を行う
下痢が続くと体内の水分や栄養が排出されてしまうため、脱水症状や栄養失調につながりかねません。適切な水分補給を行い、体に栄養をチャージしましょう。
とはいえ、水分の取りすぎによる悪影響を知ると、適切な水分補給のレベルがどの程度なのかよく分からない方もいるかもしれません。そこで次の項目では、適切な水分補給を促してくれるアプリを紹介します。
適切な水分補給を促すアプリ
この項目では、適切な水分補給を促すアプリとして3つのサービスをご紹介します。スマホのアプリを水分補給に役立てられれば、健康な生活を送るサポートとなるでしょう。それぞれの対応OSや機能について解説しましたので、ご自身に合ったアプリを検討してください。
My Water
My Waterは、iOSのみで提供されているアプリです。体重や性別を入力すると必要な水分量を計算してくれるため、個人に合ったアドバイスを受けられます。水分摂取量のノルマを設定できるので、ゲーム感覚で水分補給に取り組めるでしょう。水分摂取のタイミングには、役に立つアドバイスも一緒に通知してくれます。
水分補給リマインダーアプリ
水分補給リマインダーアプリは、Androidのみで提供されているアプリです。設定時間のうち、60分ごとにリマインドしてくれるため、こまめな水分補給にぴったりです。アイコンをタップするだけで摂取した水分を記録できるほか、数字入力による細かいコントロールも行えます。
Plant Nanny
Plant NannyはiOSとAndroidの両方で提供されているアプリです。自分が水分補給すると、アプリ内の植物を育てられるユニークな内容です。可愛いキャラクターが反応してくれるため、ついついアプリを開きたくなってしまうでしょう。こちらのアプリにも、水分摂取量を計算して記録する機能が付いています。
まとめ
水分のとりすぎは下痢になる可能性があるばかりか、さまざまな不調を引き起こします。呼吸困難や痙攣などを起こすケースもあるので、過剰な水分摂取にはご注意ください。
飲みすぎは控えるべきですが、適切な水分補給が重要であるのも事実です。水分補給をリマインドしてくれるアプリを紹介しましたので、ご自身のタイプに合わせたものを活用してみてください。
また、手軽に水分補給を行うためには、安全でおいしい水がすぐに出てくるウォーターサーバーも有効です。当社の「シャインウォーター」では、水道水を入れるだけでおいしい水がすぐ飲めます。健康な生活を送るサポートとして、ぜひ検討してみてください。