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猫の脱水症状|病院に行くべきタイミングやその他の体調不良サイン
猫の脱水症状|病院に行くべきタイミングやその他の体調不良サイン

猫の脱水症状|病院に行くべきタイミングやその他の体調不良サイン

2023.04.05 SHINE+
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愛猫には健康でいてほしいものの、なかなか水を飲まないと悩んでいる方は多いのではないでしょうか。そのまま放置すると、脱水症状を起こしかねません。脱水症状は複数の病気を誘発するため、猫には適切な水分補給をさせたいところです。

そこで今回は、猫の脱水症状の原因や見分け方を解説しました。早急に病院へ行くタイミングや、脱水症状のほかに見られる体調不良サインもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

【この記事はこんな方におすすめです】

  • 猫が水を飲まないことに悩んでいる人

  • 猫の脱水症状で病院に行くべきか判断したい人

  • 猫に健康でいてほしい人

猫の脱水症状のサインと見分け方

猫の脱水症状のサインを見分けるには、いくつかのテストが有効です。どういったポイントを見て脱水症状なのか判断するのか知っておけば、いざという時も安心です。

猫の脱水症状の見分け方を覚えて、脱水症状のサインがあったらすぐに水分補給をさせてあげましょう。

皮膚をつまんでも元に戻りにくい

猫の脱水症状を見分けるには、テントテストが有効です。テントテストとは、猫の背中周りや首の後ろの皮膚を軽くつまんでひねり持ち上げる方法です。手を離して皮膚がすぐ元に戻らない場合、脱水症状を起こしている可能性が高いと言われています。普段の皮膚の弾力を把握しておく必要があるので、日頃からテントテストを行いましょう。

歯茎が乾いている

脱水症状を起こすと、歯茎が乾いてしまうと言われています。歯茎の乾き方を見分けるときは、口をめくり、指で触ってみてください。濡れていれば問題ありませんが、乾いており、押さえてから離してもすぐピンクに戻らない場合は、水分補給が必要です。

粘膜がネバネバしている

目や口の粘膜がネバネバしている上に乾いていると、猫が脱水症状を起こしている可能性があります。歯茎の渇きや皮膚の弾力と同じく、日頃からチェックしておいてください。

よだれを垂らしている

猫がよだれを垂らしてぐったりしている場合、重度の熱中症である可能性が高いと言われています。猫は唾液で体毛を濡らし体温調節を行いますが、汗をかかないため、急な気温変化に対応しにくい動物です。よだれを垂らしている場合は処置が必要であるため、できるだけ早く動物病院にかかる方が良いでしょう。

病院に行くべきタイミング

猫が脱水症状を起こしているときは、あまり様子を見すぎず、早期に病院に行くべきです。特に下記のような症状がみられる場合は、すぐに受診してください。

  • ぐったりしている
  • 歯茎の色が白い
  • 尿の量が普段より多い
  • 尿の匂いがしない

以上の症状が表れているときは、すでにかなり重度の脱水である可能性があると言われています。愛猫の命を救うために、早期の受診を心がけてください。

猫が脱水症状を起こす要因

脱水症状を起こしたとき、早急な対処をすることも重要ですが、普段からの予防も欠かせません。脱水症状を起こす理由としては、人間と同じように水分不足や熱中症というときもあれば、猫ならではの理由のときもあります。

この項目では、猫が脱水症状を起こす要因を解説するので、予防にお役立てください。

水分不足

猫が脱水症状を起こす要因としてまず挙げられるのは、水分不足です。猫は基本的に水を飲む習慣がつきにくい動物のため、些細な変化でも水を飲まなくなります。容器が原因で水を飲まなくなるケースもあるので、必要に応じて別の容器に変えるなど、試行錯誤してください。

下痢や嘔吐

日常生活で水分が不足する原因としては、下痢や嘔吐も考えられます。もともと猫は毛玉を排出するため、普段から嘔吐する動物です。病気が隠れていない限りは、絶食期間を経て、水だけ与えると回復することが多いと言われています。絶食期間は半日から1日程度と言われていますが、それ以上経っても嘔吐や下痢が続く場合は、動物病院を受診してください。

熱中症

暑い部屋に長時間いたり、車内に放置されたりすれば、人間と同様に猫も熱中症を引き起こします。むしろ毛皮に覆われている猫は、発汗による体温調節が可能な人間より、熱中症になりやすいと言えるでしょう。また、冬であってもコタツの中に長時間いると、熱中症になる場合もあります。

病気

水分不足や熱中症によって脱水症状を起こすほかに、腎臓などの病気も原因として考えられます。猫が脱水症状を起こす病気として考えられるものは、下記の通りです。

  • 膵炎
  • 腸閉塞
  • 腎臓病
  • 糖尿病

以上の病気は、進行するとより脱水を悪化させてしまうため、定期的な動物病院への受診が推奨されます。

猫の脱水症状への対策方法

実際に猫が脱水症状を起こしてしまったときは、早急な対策が必要です。最悪の場合命にかかわるため、脱水症状が発覚した時点で冷静かつ早急に水分を与える必要があると言われています。

この項目では、猫の脱水症状への対策方法として有効と言われている内容を2つ解説します。緊急措置と日常生活での予防策をお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

薄めた経口補水液を飲ませる

猫が脱水症状を起こしたときは、薄めた経口補水液を飲ませます。人間用のスポーツドリンクでも大丈夫ですが、猫に与える際は2倍以上に水で薄めましょう。スポイトで含ませるなどして、少量ずつ与えます。

また、経口補水液を与えるのはあくまでも緊急処置なので、かかりつけの医師への受診も忘れないでください。

餌に水分を含ませる

普段からできる処置として、餌に水分を含ませる方法もあります。ウェットフードを与えたり、ドライフードにお湯を含ませたりすると、自然に水分補給ができます。ペースト状のおやつでも水分補給が可能です。ウェットフードに切り替えても食べないときは、ドライフードに水分を含ませてみてください。

その他の猫の体調不良サイン

猫の体調不良には、脱水症状のほかにもサインがあります。体調不良のサインを知っておくと、いつもと違う様子があればすぐ気づけるでしょう。

この項目では、大切な愛猫を守るための脱水症状以外の危険なサインを紹介します。猫の代表的な体調不良のサインを事前に知って、愛猫の体を守りましょう。

食欲がない

猫がいつもと違って食欲がない場合、複数の病気が疑われます。食事を変更していないにもかかわらず食べない日が続いたり、下痢や嘔吐といった別の異常があるなど、いつもと違った様子を見せる場合は、早急に診察が必要です。特に3日以上ご飯を食べない場合は、別の病気を引き起こす可能性もあるため、早めに受診することが重要です。

寝方がいつもと違う

猫の体調不良のサインは、寝方にも表れます。以下のような寝方をするときは、体力の消耗やストレスを感じていることがあるので、注意が必要です。

  • お腹を隠して寝る
  • 普段とは違う場所で寝る
  • うずくまったまま寝る

そのほかの体調不良サインとも照らし合わせ、寝方がいつもと異なるならば、病院を受診したほうが良いでしょう。

呼吸が浅い

猫が風邪をひいたときは、鼻づまりなどで呼吸が浅くなることがあります。特に寝ているときの呼吸が早い場合は、病気の可能性もあると言われています。健康な猫の呼吸は、睡眠時であれば1分間あたり15〜25回前後です。寝ているときに計測してみてください。

まとめ

猫の脱水症状は、普段の生活から予防することが可能です。猫自身が水を飲まないこと以外にも、熱中症や病気で脱水症状を起こすケースもありますので、普段から健康状態をチェックしておきましょう。

水を飲まない猫に適切な水分補給をさせるためには、清潔で美味しい水を与えることも重要です。手軽に安全な水を与えたい人は、当社のウォーターサーバーも検討してください。

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