手洗いやお風呂はもちろんお料理にも活躍する水道水は、生活する上で欠かせないアイテムです。ペットボトルのミネラルウォーターやウォーターサーバーが普及してはいますが、水道水を飲み水として活用している方も多いのではないでしょうか。
しかし、まだ抵抗力の弱い赤ちゃんに水道水を飲ませてよいのか、不安に感じている方もいるでしょう。
当記事では日本の水道水を赤ちゃんに与えてもよいのか解説しています。また、赤ちゃんに水道水を与える場合のおすすめのあげ方やタイミングもご紹介します。
赤ちゃんの水分補給に悩んでいる方はぜひ最後まで読んでいってください。
【この記事はこんな方におすすめです】
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目次
日本の水道水は赤ちゃんも安全に飲める
日本の水道水は水質が高く、世界でもトップクラスの安全性を誇ります。そのため飲用に適しており、赤ちゃんも安心して飲めます。
水道水が飲める国は、世界で日本を加えて11か国のみです。日本の水道局では厳しい水質検査が毎日行われ、安心安全で衛生的な状態を保っています。
残留塩素やトリハロメタンは煮沸して除去できる
水道水は煮沸することで残留塩素やトリハロメタンを除去できると言われています。そのまま飲んでも身体に害は無いと言われていますが、美味しく飲みたい方は煮沸してから飲むのがおすすめです。
煮沸する際は、蓋をしないで10分以上加熱してください。塩素は5分程度、トリハロメタンは10分以上の煮沸で除去できます。
煮沸した後の水は、完全に塩素が除去された状態のため雑菌が増えやすくなっています。煮沸した水道水はその日のうちに使い切るようにしてください。
水道水は粉ミルクの調乳にも最適
赤ちゃんの粉ミルクを調乳するときにも、水道水は安心して使えます。
たとえば「ほほえみ」を販売する食品メーカーの株式会社明治では、水道水を使って調乳することで母乳に近くなるように粉ミルクを製造しています。
弊社粉ミルクは、国内の水道水で溶いた時に母乳にできるだけ近くなるようにつくられており、それだけで赤ちゃんの成長に必要なミネラルは十分摂取できるように設計されております。
(引用:ほほえみクラブ 育児応援サイト「弊社粉ミルクの調乳に使用する水(お湯)について | 明治からのご案内 」/https://www.meiji.co.jp/baby/club/category/products/products275.html /引用日2023/03/13)
このように、水道水は安心して調乳にも使えます。調乳の際は作り方をしっかり確認してから作りましょう。
赤ちゃんに水道水を与え始めるタイミングは離乳食開始後
赤ちゃんに与えても安心な日本の水道水ですが、そのまま与え始めるタイミングは離乳食開始後が適していると言われています。
なぜなら、一般的に離乳食が始まる生後5か月〜6か月頃までは、母乳やミルクで十分に水分補給ができているためです。特に生後2か月までは母乳やミルク以外の水分は必要ないとも言われています。
離乳食が始まり母乳やミルクが減った時に、減ったミルクや母乳分の水分を離乳食でとれる水分と併せて補うようにします。
赤ちゃんが一日に必要とする水分量
赤ちゃんの身体は70~80%が水分でできてると言われています。大人より代謝がよく汗を多くかくため、その分多くの水分補給が大切です。
赤ちゃんが1日に必要とする水分量は、離乳食が始まる生後6か月頃で体重1kgに対し130ml〜155mlとなっています。
必要な水分量の目安
新生児 |
400ml~500ml(1kgあたり125ml~150ml) |
生後3か月児 |
750ml~850ml(1kgあたり140ml~160ml) |
生後6か月児 |
950ml~1100ml(1kgあたり130ml~155ml) |
1歳児 |
1150ml~1300ml(1kgあたり120ml~135ml) |
(引用:西彼杵医師会「乳児・幼児の水分管理」/https://www.mmjp.or.jp/nishisonogi-med/sickness60.html /引用日2023/03/13)
食事以外で水分補給をするタイミングに悩んだら、大人と同じように考えましょう。気温が高い時や外出時、お風呂上りなどの喉が渇くときに水分を与えるのがおすすめです。
赤ちゃんに水道水を与える時に最適な「湯冷まし」の作り方
日本の水道水は赤ちゃんに与えても問題ありませんが、より安心なのが「湯冷まし」です。
湯冷ましとは水道水を沸騰させカルキ臭などを抜き、飲みやすい温度まで冷ましたものです。煮沸消毒を行うため残留塩素やトリハロメタンを除去できる上に、カルキ臭が消えるため味も美味しくなります。
粉ミルクを作る時に70度以上の湯で溶かしたミルクに加えれば、温度調節も可能。冷ます時間分の時短にもなり便利です。
ここでは湯冷ましの基本的な作り方を紹介します。
水道水を5分~10分以上沸騰させる
水道水を火にかけ沸騰させます。沸騰したら鍋ややかんの蓋を取りましょう。
このとき、残留塩素を除去するためには5分以上、トリハロメタンを完全に除去するためには10分以上沸騰させます。
人肌程度の温度に冷ましてから与える
鍋ややかんに入れたまま、飲みやすい温度になるまで冷まします。赤ちゃんに与える際は温度が高すぎないか必ず確認しましょう。
湯冷ましを作ったら早めに使い切ろう
湯冷ましは煮沸することによって塩素が除去されているため、雑菌が繁殖しやすくなっています。作ったその日のうちに使い切るようにしましょう。
電気ポットやケトルで作るのはNG
電気ポットやケトルはお湯を沸かすのに便利ですが、湯冷まし作りには向きません。一般的に電気ポットやケトルは水が沸騰したら停止するため、残留塩素やトリハロメタンを除去できないと言われているからです。
電気ポットやケトルで湯冷ましを作らなければならないのなら、再沸騰機能のある製品で計10分以上沸騰させる必要があります。
赤ちゃんに湯冷ましはいつまで与えるべき?
赤ちゃんに水道水をより安心して与えられる湯冷ましですが、いつまで与えるべきか、決まったルールはありません。
そもそも水道水はそのままでも安全に飲めるように管理されています。必ず湯冷ましにしないと危険、といったことはないため「何歳まで湯冷ましを使わなければならない」といった決まりもありません。
しかし、湯冷ましは安全な上に、水道水を美味しく飲めます。赤ちゃんの成長に合わせて、家庭ごとにいつまで与えるか決めるとよいでしょう。
赤ちゃんに与える水は「硬度」に注意
硬度は水に含まれるカルシウムとマグネシウムの含有量により変わります。含有量が少ないと軟水とされており、日本の水道水はほとんどが軟水です。
軟水・硬水の条件
水の種類 |
1Lあたりの含有量 |
軟水 |
60mg未満 |
中程度の軟水 |
60mg~120mg未満 |
硬水 |
120mg~180mg未満 |
非常な硬水 |
180mg以上 |
(引用:神奈川県ホームページ「軟水・硬水ってなあに?」/https://www.pref.kanagawa.jp/docs/h3x/top/nansuikousui.html
/引用日2023/03/13)
国産のミネラルウォーターも多くが軟水です。外国産のミネラルウォーターは硬水も多いため、飲むときに表記を確認してみるとよいでしょう。
赤ちゃんに与える水は軟水が適している
赤ちゃんに与える水は軟水が適しています。
ミネラルが豊富な硬水は、赤ちゃんの身体に負担となる場合があるためです。内臓の発達がまだ未熟な赤ちゃんはミネラル成分をうまく分解できないからと言われています。
地域によって硬度の差はありますが、日本の水道水はほとんどが軟水です。赤ちゃんに適した硬度の安全な水がいつでも使えるのは、世界的に見ても貴重なことです。
ミネラルウォーターを与えるときは硬度を確認してから
赤ちゃんに与える水にミネラルウォーターを使用するときは、必ず硬度の表示を確認しましょう。
特に海外旅行中は水道水を使えない地域も多いため、赤ちゃんに与える水の確保に気を遣う必要があるでしょう。
調乳や湯冷ましにウォーターサーバーを使うなら水の種類を確認しよう
乳児期の育児にウォーターサーバーがあると非常に便利ですが、赤ちゃんに与える前に水の種類を確認しましょう。
RO水…RO膜という特殊な膜でろ過した水。ミネラルを含む不純物がろ過されるため赤ちゃんに優しい。
天然水…採水後、殺菌などの処理を行った水。自然由来のミネラルが豊富に残っている。
このように、RO水のほうが赤ちゃんに与える際におすすめです。天然水を与える際は硬度を確認してから与えるようにしましょう。
シャインウォーターは育児の味方!安心のミルク作りができる
シャインウォーターは浄水器一体型のウォーターサーバーです。水道水をウォーターサーバーにそそぐだけで、さらに美味しく安全な水に生まれ変わります。
使用するのが水道水のため、いくらウォーターサーバーを使っても月額料金以上の請求はありません。お水を沢山使う子育て中の家庭に最適です。
温水と冷水が出るためミルクの温度調整も可能。忙しい育児のパートナーにおすすめです。
まとめ
日本の水道水は世界に誇れる品質で、大人から子供まで安全に飲めます。もしカルキ臭やトリハロメタンが気になるなら「湯冷まし」を作ってみましょう。より安心して赤ちゃんに与えられます。
また、湯冷ましを作るより手軽に、美味しくて安全な水を楽しめるのがシャインウォーターです。
国内トップの活性炭メーカーと共同開発したカートリッジで残留塩素やトリハロメタンなどの不純物を除去し、「安心・安全・おいしい」水を作ります。
独自に開発した「トリプルクリーンシステム」搭載のため、衛生面も心配ありません。小さいお子様も安心して飲み続けられます。
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