ついで掃除
何かのついでにちょっと掃除する習慣を身に付けると、掃除そのものが楽チンに。例えば入浴後、体を拭いたタオルで浴室の鏡を拭くと、うろこ状の水垢が付きにくくなります。
時短調理
加熱時間を短くすることでガスの省エネができます。圧力鍋や真空保温鍋、ない場合は土鍋も便利。保温力が高く煮込み調理に役立ちます。調理時間を減らして自分時間を増やしましょう。
フードマイレージと地産地消
フードマイレージとは食品の移動距離のこと。輸入で遠くから運ばれてくる食品、特に重量のある水など運送に環境負荷がかかります。地産地消を心がければ地元経済のプラスにもなります。
マイボトル
ペットボトルを分別リサイクルするのも大切ですが、リサイクル処理にも環境負荷がかかります。普段からペットボトルの利用を減らし、シャインウォーターの水をマイボトルに入れて持ち歩きましょう。
省エネ家電
古いものを大切に使うことも必要ですが、家電の場合は例外もあります。特に冷蔵庫、照明器具、テレビ、エアコン、温水洗浄便座は、省エネ性能に大きな差が出ます。
参考:環境省webサイト「しんきゅうさん」
お金をきちんと使う=節約
「暮らしの中で節約をすることはゴミの減量や省エネに結びつくので、環境への配慮につながりますね」とメディアでも活躍中の節約アドバイザー和田由貴さん。〝時短料理〟のくふうや〝ついで掃除〟のひと手間など、日々のちょっとした家事が意外と大切のようですよ。「例えばガス台を使ったら濡れ布巾でひと拭きすれば油汚れはたまりにくくなるし、食器洗いの後は排水溝のゴミ受けまでサッと洗ってしまえばヌメリも付きません。やってみればそれほど手間でもないし、何より専用の強力な洗剤を使わなくて済みます」と和田さん。
日々の買い物、モノ選びも環境にやさしい節約のポイントです。フードマイレージをご存知でしょうか。輸送量と輸送距離を乗じt・㎞で表した数値で、環境負荷の一つの指標です。スーパーで地元産の食材を買うことはフードマイレージの低い、環境負荷の小さい商品を選ぶことになります。多くの食品を輸入する日本は、各国と比べフードマイレージが非常に高いと言われています。特に重量のある水を遠方から運ぶことは環境負荷が大きく、日本の水、水道水を使うことは大切だと分かります。
モノ選びの視点では、3R(リデュース・リユース・リサイクル)の中でもリデュースを意識することだと和田さんは言います。リユースは再使用、リサイクルは再資源化のことですが、リデュースは減らすこと。捨てる可能性のあるモノ自体を減らせば、ゴミの発生を元から抑えられます。「使い捨てが安いこともありますが、長い目で見てエネルギーの節約になるか、光熱費を減らせるかと考えるのも大事です」
最後に、節約を続けるコツを聞きました。「節約にはお金を控えるイメージがありますが、お金は使うためにあるものですよね。私は無駄なくきちんと使えていると思うと楽しくて、自分が上がります(笑)。納得のいくお金の使い方をすることが節約だと思います。そう考えると、毎日自然と続けられますよ」